看護師の過去問
第104回
午後 問183

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問題

看護師国家試験 第104回 午後 問183 (訂正依頼・報告はこちら)

二分脊椎(spina bifida)の子どもに特徴的な症状はどれか。
  • 排泄障害
  • 体重増加不良
  • 言語発達の遅延
  • 上半身の運動障害

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この過去問の解説 (3件)

01

二分脊椎とは、高頻度に見られる先天性の異常です。
損傷されている部位によるが、膀胱直腸障害は代表的な特徴の一つであり、正解は 1 です。

体重の増加には関連しないため2は誤りです。

言語の発達には影響しないため3は誤りです。

上半身の運動障害よりも、下半身の運動障害が特徴的であり、4は誤りです。

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02

「二分脊椎」とは
妊娠4~5週で発症する先天異常で、脊椎の中にあるべき脊髄が脊椎の外に出てしまい、神経障害を引き起こします。
妊娠初期の葉酸不足が発症に関与していると考えられています。

正解は1です。

1.損傷した脊髄の位置により障害は異なりますが、下位脊椎の損傷の頻度が最も多く、膀胱直腸障害や下肢の運動障害は特徴的な症状の一つです。

2.消化器の障害ではないので、体重増加に影響はありません。

3.開放性の二分脊椎の場合はまれに発達障害を生じることがありますが、特徴的な症状ではありません。

4.上半身ではなく、下半身の運動障害が特徴的です。

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03

正解:1 . 排泄障害

解説
損傷されている脊髄の位置によって症状は異なりますが、膀胱直腸障害は特徴的な症状です。他に両下肢の運動麻痺、感覚低下も特徴的な障害としてみられます。

2 . 体重増加不良:消化器系には影響はありません。

3 . 言語発達の遅延:知的障害、言語発達の遅延は認めません。

4 . 上半身の運動障害:下半身の運動障害を認めません。

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