看護師の過去問
第104回
午後 問188

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問題

看護師国家試験 第104回 午後 問188 (訂正依頼・報告はこちら)

集団精神療法の効果が最も期待できるのはどれか。
  • 過眠症
  • 躁状態
  • 薬物依存症
  • 小児自閉症

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この過去問の解説 (3件)

01

薬物依存症では同じ悩みを持つ患者同士が話し合いの中で症状について共有したり、薬物に依存しない生活の方法について学ぶことが有効とされているため、正解は 3 です。

過眠症の治療は薬物療法が行われます。
燥状態と小児自閉症の患者では集団精神療法は困難であり、適しません。

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02

正解:3 . 薬物依存症

解説:
共通の問題を抱える人同士がグループでの話し合いを通して、症状や現実適応能力の改善を図ろうとする治療法で、集団の力(グループダイナミクス)が有効に活用されます。

1 . 過眠症、2 . 躁状態:主な治療方法は薬物療法です。

4 . 小児自閉症:主な治療方法は認知行動療法、認知発達療法、薬物療法です。

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03

「集団精神療法」とは
複数の患者がグループの中でそれぞれの問題を話し合うことで、自分の問題を客観的に捉え、適応能力の改善を目指したり、孤独感を緩和することが期待できます。

正解は3です。

1.「過眠症」とは夜間睡眠が十分にとれているにも関わらず、日常生活に支障を及ぼすほど著しい眠気が日中にある状態です。
主な治療法は薬物療法です。

2.「躁状態」とは気分の高揚した状態が持続します。
他者とのコミュニケーションが困難になることもあり、集団精神療法が最も適しているとは言えません。

3.「薬物依存症」の治療では、薬物に依存せずに社会生活を送るための学習や、同じ問題を抱える仲間とともに回復を目指す環境が必要です。
集団精神療法の効果が期待できます。

4.「小児自閉症」とは、他者とのコミュニケーション能力に障害や困難を生じたり、強いこだわりをもったりする脳機能障害です。
他者とのコミュニケーションが必要になる集団精神療法が最も適しているとは言えません。

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