看護師の過去問
第104回
午後 問195
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問題
看護師国家試験 第104回 午後 問195 (訂正依頼・報告はこちら)
災害発生後、避難先の体育館で生活を始めた高齢者への対応で最も適切なのはどれか。
- トイレに近い場所を確保する。
- 持参薬を回収して被災者に分ける。
- 区画された範囲内で過ごすよう促す。
- 私語を控えて館内の静穏が保てるように指導する。
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この過去問の解説 (3件)
01
持参薬は本人に合わせて処方されているため、被災者に分けることは不適切です。2は誤りです。
区画された範囲で過ごすように促す必要はありません。適度に活動し、運動不足の防止や気分転換を図る必要があります。3は誤りです。
必要以上に私語を控える必要はありません。4は誤りです。
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02
解説:
1.トイレに近い場所を確保する。:避難所での集団生活の中で、トイレが遠いと移動も負担となり、段々と水分摂取を控えるようになり、脱水になる恐れがあります。また、トイレまで遠いとトイレの失敗や転倒のリスクが上がる事も考えられます。
2 . 持参薬を回収して被災者に分ける。:処方薬は個人の症状に対して出されているものであるため、他人に譲渡してはいけません。
3 . 区画された範囲内で過ごすよう促す。:活動性の低下から筋力低下、寝たきりを招く恐れがある為、行動範囲の制限はしません。
4 . 私語を控えて館内の静穏が保てるように指導する。:感情の表出を促し、ストレスの軽減を図ることが必要です。必要以上に私語を控える指導はしません。
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03
1.高齢者は、トイレまでの距離が遠い、使用しづらいなどの問題があると、トイレに行く回数を減らすために水分の摂取を控え、脱水症状に至る可能性があります。
2.内服薬は、それぞれの患者に合った処方がされています。
災害後には薬剤が不足することもありますが、持参薬を回収して分配することは適切ではありません。
3.避難所では活動量が低下するため、精神的に落ち込んでしまったり、ADLが低下したりする可能性があります。
区画内だけで過ごす必要はありません。
4.共同生活の中では、お互いにコミュニケーションをとったり、気分転換を図ったりする必要もあります。
迷惑になるほど大きな音を出すことは控えるべきですが、私語を控える必要はありません。
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