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看護師の過去問 第104回 午後 問204

問題

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抗コリン薬の投与が禁忌の疾患はどれか。2つ選べ。
   1 .
疥癬(scabies)
   2 .
緑内障(glaucoma)
   3 .
大腿骨骨折(femoral fracture)
   4 .
前立腺肥大症(prostatic hyperplasia)
   5 .
前頭側頭型認知症(frontotemporal dementia)
( 看護師国家試験 第104回 午後 問204 )
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この過去問の解説 (3件)

1
1.疥癬は疥癬虫(ヒゼンダニ)の皮膚角質層への寄生によって発生し、ステ
  ロイドの使用によって悪化します。抗コリン薬が禁忌ということにはなり
  ません。

2.抗コリン薬の副作用にアセチルコリンを抑える 働きがあるため、副交感
  神経が抑制され、交感神経が優位となり、瞳孔が散大します。したがって
  眼圧の上昇がおきるため緑内障のある患者には禁忌となります。

3.大腿骨骨折で禁忌とはなりにくいです。

4.抗コリン薬の副作用に排尿障害があるため、前立腺肥大症のある患者には
  禁忌となります。

5.前頭側頭型認知症の特徴は人格変化、行動異常、進行すると前頭葉・側頭
  葉に限局した萎縮性病変をみとめます。

よって正解は2と4になります。

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0
正解は 2・4 です

抗コリン薬とは、副交感神経や運動神経の伝達に関わる神経伝達物質であるアセチルコリンに文字通り抵抗する作用があり、それにより消化管の運動亢進に伴った痛みや痙攣、下痢などを抑える作用のある薬剤です。そのため、胃内視鏡検査の前投与薬としても使われます。
胆石や尿路結石の痛みに対し、処方されることもあります。


1:×
疥癬は疥癬虫(ヒゼンダニ)が皮膚角質層へ寄生することにより発生し、ステロイド投与による免疫抑制作用により、悪化することが報告されていますが、抗コリン薬が特に禁忌というわけではありません。


2:○
薬剤の副作用により、アセチルコリン抑制作用があるため、副交感神経が抑制され、交感神経系が優位となり、瞳孔が散大します。
そうなると眼圧が上昇してしまうため、もともと眼圧の高い緑内障の患者へは抗コリン薬の投薬は禁忌となります。


3:×
大腿骨骨折は基本的に器質的な障害のため、特に抗コリン薬は禁忌にはなりません。


4:○
抗コリン薬は副交感神経の働きを阻害する作用から、過活動膀胱や尿意切迫感の改善にも使われます。

そのため、逆を言えば元々排尿障害のある前立腺肥大症には反対の効果となるため禁忌である、として覚えておきましょう。


5:×
前頭側頭葉型認知症とは、文字の通り前頭葉と側頭葉の神経細胞が破壊され、萎縮することで様々な症状が現れる疾患です。
原因はまだよく解明されておらず、特徴的な人格変化や異常行動(周囲の状況に関わらず、自分の欲求通りに行動するなど)が特徴で、認知症の中でも血管性認知症・アルツハイマー病に次いで、3番目に多い病態です。
特に抗コリン薬については、投薬規制はされていません。

0
「抗コリン薬」とは
アセチルコリンの働きを抑える(抗コリン作用)ことで、消化管運動亢進に伴う症状(胃炎、潰瘍など)を改善することが期待できます。
副作用としては、口渇、めまい、眼圧上昇、排尿障害(尿閉など)、イレウスなどがあります。

正解は2,4です。

1.抗コリン薬の作用と疥癬には関連性がありません。

2.抗コリン薬の瞳孔を拡大させる作用により、眼圧が上昇します。
緑内障の患者には禁忌です。

3.抗コリン薬の作用と大腿骨骨折には関連性がありません。

4.抗コリン薬の副作用に尿閉があります。
前立腺肥大のある患者の排尿障害を悪化させる可能性があるため、使用は禁忌です。

5.抗コリン薬の作用と前頭側頭型認知症には関連性がありません。

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