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看護師の過去問 第104回 午後 問235

問題

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次の文を読み、問いに答えよ。

Aさん(35歳、男性、建設業)は、両親と3人で暮らしている。3年前の仕事中に屋根から転落して、第12胸髄を損傷した。1か月前から車で作業所に通い、作業中はほとんど車椅子に座っている。週1回の訪問看護を利用している。

Aさんは繰り返し使用できるカテーテルによる間欠的自己導尿を行っている。排尿のセルフケアの指導として最も適切なのはどれか。
   1 .
24時間の蓄尿を勧める。
   2 .
カテーテルの挿入は無菌操作で行う。
   3 .
急に発熱した場合は医師に連絡する。
   4 .
カテーテルを保管するケースの消毒薬は週1回交換する。
( 看護師国家試験 第104回 午後 問235 )
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この過去問の解説 (3件)

0
1.✖
24時間蓄尿まで進める必要性が低いです。自己導尿時に量を計測することで十分と考えられます。
2.✖
無菌操作ではなく、清潔操作で大丈夫です。
3.〇
自己導尿は、滅菌操作ではなく、清潔操作の範囲となります。また、自己で行うため、清潔操作の質が低下することも考えられ、感染が起きやすくなります。発熱した場合は早めに医師に連絡する必要があります。
4.✖
毎日の交換が大切です。これは感染予防対策として重要です。

よって正解は3です。

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0
正解は 3 です

1:×
選択肢2の解説にもあるとおり、在宅の自己導尿で完璧な無菌操作を行うのは難しいといえます。
その状況で、尿路感染予防の面から24時間導尿と間欠的導尿を比較した場合、常に体内にカテーテルを挿入している24時間導尿の方が圧倒的に尿路感染の危険性は高いため、今回のAさんに24時間導尿の必要はありません。
(もちろん損傷した脊髄の高さによって、尿を溜めて置くことができない方の場合は必要と判断し、持続的な導尿を選択する場合もあります)

ただ、無理なカテーテル挿入による尿管損傷という面では毎日カテーテルを抜き差しする間、欠的導尿の方がリスク的には大きいため、手技はしっかり覚えてもらい、普段と違う言葉あれば無理にカテーテルを挿入せず、医師に報告してもらうようにすることも重要です。

2:×
病棟で行う導尿は無菌操作が当たり前なので、この選択肢を選びたくなりますが、在宅での自己導尿において完璧な無菌操作を行うのは手技的にもコスト的にも難しいことです。

そして、ある看護研究では、尿路感染症の危険性は、カテーテルの抜き差しの回数よりも1日の平均残尿が11ml以上である対象の方が高かったという報告もあります。
重要なのは無菌操作の有無よりも、いかに膀胱内に菌の増殖する環境を作らないかということです。

そのため、この選択肢は優先度は高いですが、最も適切とはいえません。

脊髄損傷者が行う清潔間欠自己導尿のカテーテル管理方法と
尿路感染症の発生リスク(PDF)
http://www.rehab.go.jp/achievements/japanese/27th/10.pdf

3:○
脊髄損傷により、残尿感や下腹部の疼痛などの前兆が分かりづらい状況のため、急な発熱は最も客観的に尿路感染症を疑う兆候です。
そのため、発熱があればすぐに医師に報告し、検査を受けるよう勧めます。

4:×
カテーテルケース内の消毒液は毎日交換することが望ましいとされていますが、2日に1回でも尿路感染症の発症する割合は変わらなかったという報告もあります。

0
正解は3です。

1.(✕)1回尿量を把握していれば、24時間畜尿の必要はありません。

2.(✕)残尿がなく膀胱内圧の上昇、過伸展がなければ抵抗力により、尿路感染を防止できます。よって無菌操作ではなく、清潔的に行います。

3.(〇)急な発熱は感染を起こしている可能性があるため、早期受診を勧めます。

4.(✕)カテーテル保管の消毒液は、毎日もしくは2日に1回行います。

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