看護師の過去問
第104回
午後 問239
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問題
看護師国家試験 第104回 午後 問239 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文を読み、問いに答えよ。
Aさん(37歳、女性)は、アジアの出身で1か月前に日本人の夫(40歳)と娘(12歳)とともに日本に移住した。母国語以外に簡単な言葉であれば日本語と英語は理解できる。Aさんは、胸のしこりに気付き1週前に受診し、検査の結果、乳癌(breast cancer)と診断された。
入院初日。Aさんの同室の患者から、Aさんが使用している香水の香りが強く気分が悪くなるので何とかして欲しいという訴えがあった。病棟では香水の使用を禁止している。看護師が香水の使用をやめるように説明すると、Aさんは医師から何も言われていないと話した。
Aさんへの対応で最も適切なのはどれか。
Aさん(37歳、女性)は、アジアの出身で1か月前に日本人の夫(40歳)と娘(12歳)とともに日本に移住した。母国語以外に簡単な言葉であれば日本語と英語は理解できる。Aさんは、胸のしこりに気付き1週前に受診し、検査の結果、乳癌(breast cancer)と診断された。
入院初日。Aさんの同室の患者から、Aさんが使用している香水の香りが強く気分が悪くなるので何とかして欲しいという訴えがあった。病棟では香水の使用を禁止している。看護師が香水の使用をやめるように説明すると、Aさんは医師から何も言われていないと話した。
Aさんへの対応で最も適切なのはどれか。
- 個室の利用を勧める。
- 同室の患者を説得する。
- 禁止されている理由を説明する。
- 医師の許可があればよいと説明する。
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この過去問の解説 (3件)
01
個室を進めることは問題にはならないが、病棟では香水を禁止している。Aさんだけが許可されることは望ましくないため、禁止の旨、理由を説明し、香水の使用を控えてもらうことが大切です。
2.✖
同室の患者に説得することは好ましくありません。
病棟で禁止されていることは守らなければなりません。
3.〇
しっかりと対応表や通訳を利用し、Aさんに香水禁止の理由を説明する必要があります。
4.✖
病棟での禁止事項のため、医師でも許可をすることは考えられません。
よって正解は3です。
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02
抗がん剤治療を行っている患者さんの中には、においに敏感になるという副作用が起こる方もいます。
患者さんによって症状、治療、副作用は違います。
なぜ病棟で香水が禁止されているのかをAさんに説明することが優先されます。
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03
1:×
個室に移ったとしても、大部屋の中で気付くほどの香りであれば、廊下にも香りが残る可能性が高く、根本的な問題の解決にはなりません。
2:×
病棟内の規則に違反しているのはAさんの方であり、何も落ち度がなく被害を被っている側を説得するのは間違いです。
3:○
投薬や体質のせいで嗅覚が過敏な方がいたり、吐き気を誘発しやすい方がいる等、禁止されている理由を具体的に説明するのもよいでしょう。
4:×
医師の指示云々は関係なく、必要があって病棟内の規則と定められていることを説明する必要があります。
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