看護師の過去問
第105回
午後 問126

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

看護師国家試験 第105回 午後 問126 (訂正依頼・報告はこちら)

加齢に伴い老年期に上昇するのはどれか。
  • 腎血流量
  • 最大換気量
  • 空腹時血糖
  • 神経伝導速度

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解3.空腹時血糖


加齢による変化

①予備力の低下:病気にかかりやすくなる
②内部環境の恒常性維持機能の低下
環境の変化に適応する能力が低下する
・体温調節能力の低下
・水、電解質バランスの異常
・耐糖能の低下:血糖値を一定に維持する能力低下
・血圧の変化
③複数の病気や症状を持っている
④症状が教科書どおりに現れない
⑤現疾患と関係のない合併症を起こしやすい
⑥感覚器機能の低下:聴力障害、視力障害

(日本医師会 高齢者の身体と疾病の特徴 参照)

加齢に伴い耐糖能は低下します。インスリンの分泌能の低下から来ていますが、運動不足や筋肉量減少による代謝の低下や末梢組織でのインスリン抵抗性の増大が関わっています。



1.加齢に伴い腎血流量は低下します。
腎血流量の減少や糸球体濾過率の低下などから、腎機能が低下して排泄機能が低下します。


2.加齢に伴い最大換気量は低下します。
ガス交換を行う肺胞の減少や、呼吸面積が減少して換気量の低下につながります。胸郭では、肋軟骨の弾力性が低下や呼吸筋の運動の低下からも換気量の低下につながります。


4.加齢に伴い神経伝達速度は低下します。
神経系で、神経細胞の数が減少して神経伝達速度の低下が起こります。刺激があってから反応するまでの時間が遅くなるため、運動機能の低下が起こります。

参考になった数1

02

加齢に伴い、腎臓の血流量は低下し、腎機能は低下します。ですので1.は×。
最大換気量も年齢とともに呼吸筋の運動が低下し、肺胞数も減少するため低下しますので2.も×です。
空腹時血糖については年齢とともにインスリンの分泌能が低下するので、耐糖能が低下につながります。
よって3.は〇です。
神経伝達速度は年齢とともに反応が低下するので4.も×です。

参考になった数0

03

加齢による変化について、正解は3
空腹時血糖→加齢に伴いインスリン分泌低下、活動量や筋肉量減少などによるインスリン抵抗性増大をきたし、耐糖能が低下するため上昇します。

腎血流量→腎糸球体減少により低下→腎機能低下をきたします。
最大換気量→肺胞の減少、肋軟骨の弾力性低下により、呼吸筋の運動も低下、最大換気量も低下します。
神経伝導速度→加齢に伴い低下します。

参考になった数0