看護師の過去問
第105回
午後 問158

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問題

看護師国家試験 第105回 午後 問158 (訂正依頼・報告はこちら)

臥床患者の安楽な体位への援助として適切なのはどれか。
  • 同一体位を5時間程度保持する。
  • 仰臥位では膝の下に枕を入れる。
  • 側臥位では両腕を胸の前で組む。
  • 腹臥位では下腿を挙上する。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

安楽な体位とは、筋肉や関節に負担がかからないような体位のことをいいます。

1.褥瘡発生予防のため、同一体位は2時間以内が望ましいとされています。

2.仰臥位の場合、膝を10~15度程度軽く屈曲させるのが適切です。

3.側臥位では、両腕を胸の前で組むのではなく、腕で枕などを抱え込む姿勢が適切です。

4.腹臥位では、膝関節を軽く屈曲させるのが適切です。

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02

同一体位で5時間過ごすということは褥瘡発生リスクを高めることになるので、適切ではありません。

腹臥位、つまりうつ伏せの状態で下肢を挙上されるのも安楽ではないので、適切ではありません。

側臥位で胸の前で腕を組まされるのも窮屈に感じ、適切ではありません。

よって正解は2.の仰臥位で膝の下に枕をいれるです。

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03

正解は2.「仰臥位では膝に下に枕を入れる」です。

1.同一体位を5時間程度保持する。:同一体位でいる時間は約2時間以内です(同一部位への圧迫や褥創を予防するため)。
3.側臥位では両腕を胸の前で組む。:両腕は顔の前あたりで肘を軽く屈曲させます。
4.腹臥位では下腿を挙上する。:腹臥位は腸腰筋の伸展により、疲労しやすいため、下腿を挙上はより疲労を助長させ、適切ではありません。
下肢は屈曲させ、腰部の湾曲部にはバスタオルを挿入する、足部は尖足予防のためにタオルや小さい枕などで少し浮かせるようにすることで、安楽な体位となります。

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