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看護師の過去問 第105回 午後 問162

問題

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Aさん(43歳、男性)は、胆道狭窄のため内視鏡的逆行性胆管膵管造影〈ERCP〉検査を受けた。検査後に心窩部痛が出現したため、禁食、抗菌薬および蛋白分解酵素阻害薬による治療が行われている。
翌日実施した血液検査の項目でAさんに生じている合併症を判断できるのはどれか。
   1 .
アミラーゼ
   2 .
アルブミン
   3 .
クレアチニン
   4 .
クレアチンキナーゼ
( 看護師国家試験 第105回 午後 問162 )
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この過去問の解説 (3件)

1
正解は1です。

内視鏡を使って胆管・膵管を造影する検査をERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)といいます。ERCP検査の合併症で最も多いのが膵炎です。

アミラーゼの血中濃度の上昇は、膵炎や膵管の閉塞によって生じます。よって、ERCP後はアミラーゼの検査値に注意が必要です。

付箋メモを残すことが出来ます。
1
正解は1です。

内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)は内視鏡下で、十二指腸から総胆管へカテーテルで造影剤を注入し、胆道および膵管の病変を調べる検査です。
この検査では検査後の急性膵炎の発生のリスクがあることから、検査後は血液検査を行い、発熱・心窩部痛といった所見から、膵炎の有無を判断します。

アミラーゼは膵臓が産生する消化酵素であり、アミラーゼの血中濃度の上昇は膵炎や膵管の閉塞によって生じます。同様に、膵臓が産生する消化酵素であるリパーゼの血中濃度上昇も膵炎の判断指標となります。

1
正解は1.アミラーゼです。

ERCP後の合併症としては膵炎が最も多いです。
実際、Aさんにも検査後に心窩部痛が出現しており、膵炎発症の可能性が高い状態です。
血中アミラーゼの上昇が最も迅速に診断可能です。

2.アルブミン:体内の栄養状態を反映します。肝硬変(アルブミン生成能力が低下)、ネフローゼ症候群(尿中にアルブミン漏出するため血中濃度が低下)
3.クレアチニン:腎機能の指標となります。腎機能が低下すると上昇します。
4.クレアチニンキナーゼ:筋肉の中にある酵素。急性心筋梗塞、筋ジストロフィーなどで異常値を示します。

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