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看護師の過去問 第105回 午後 問202

問題

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前腕の内側中央部に創部がある患者で、創部のガーゼがずれないよう固定をする必要がある。
伸縮性のある巻軸包帯を使う場合に適切なのはどれか。2つ選べ。
   1 .
創の部位から巻き始める。
   2 .
包帯を伸ばした状態で巻く。
   3 .
前腕部の巻き方は螺旋帯とする。
   4 .
手関節から肘関節まで巻く。
   5 .
巻き終わりは環行帯とする。
( 看護師国家試験 第105回 午後 問202 )
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この過去問の解説 (3件)

1
◎伸縮性のある包帯は創部の保護に用いられます。
1 . ×創の部位から巻き始める。
→包帯は、保護する創部の中心ではなく、保護する場所の末梢から巻いていき、創部より中枢側で終了とします。

2 . ×包帯を伸ばした状態で巻く。
→ 包帯は巻いた状態で、皮膚の上を転がすように巻いていきます。

3 . ○前腕部の巻き方は螺旋帯とする。
→ 螺旋帯は基本的な包帯法で、太さがあまり変わらない部位に適している方法です。包帯を1/2~2/3ずつ重ねながら巻いていくもので、創部の保護やシーネ固定の際に用いられます。

4 . ×手関節から肘関節まで巻く。
→ 創部は前腕部なので手関節から肘まで巻くと、関節可動域が少なくなります。包帯を使用する際は、血行障害や関節への負担を少なくするようにします。

5 . ○巻き終わりは環行帯とする。
→螺旋帯は巻き始めと終わりは、環行帯です。環行帯とは、包帯のズレを防ぐ為、同じ場所に重ねて巻く方法です。

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0
正解は、3と5です。
×1 .創の部位から巻き始める
…創部のガーゼだけを覆って終了では、ガーゼは確実にずれてしまい、創部に悪影響です。
創部を保護したガーゼ以上の面積を包帯で覆うことができるよう、ガーゼより末梢側から余裕をもって巻きはじめます。
×2 .包帯を伸ばした状態で巻く
…包帯にも様々な種類があります。
伸縮性の強い包帯の場合、伸ばした状態で巻いていくと、処置終了後に創部が圧迫され、血流障害を起こす可能性があります。
○3 .前腕部の巻き方は螺旋帯とする
…前腕部は大腿と違い、太さはほぼ一定です。
螺旋帯は太さの変化がさほどない部位に適した包帯法なので、前腕部には適しています。
×4 .手関節から肘関節まで巻く
…包帯法での注意点は、関節可動域に制限をかけない工夫が必要です。
手関節、肘関節ともに関節可動域ではありますが、今回の創部は前腕の内側中央部です。
少なくとも、手関節に包帯はかからないような工夫が可能です。
○5 .巻き終わりは環行帯とする
…末梢側から環行帯で巻きはじめ、中枢側にて環行帯で巻き終わるのが包帯法です。
中枢側から巻き始めて末梢側で巻き終わると、血流循環が効果的に行われません。

0
1 .× 創の部位から巻き始める。
巻き方の原則として、末梢から中枢へ巻きます。

2 .× 包帯を伸ばした状態で巻く。
巻き方として転がすように巻くと、適度な締まり具合がでて保てます。伸ばしすぎると、圧迫が強く血流が阻害されてしまいます。

3 .○ 前腕部の巻き方は螺旋帯とする。
ひと巻きごとに帯身の2分の1から3分の1程度をずらして、重ねながら螺旋状に巻いていく方法です。同じ大きさの部位を巻くのに適していますので、四肢などに適しています。

4 .× 手関節から肘関節まで巻く。
肘関節まで巻いてしまうと、関節を動かした際にずれやすくなります。関節の包帯は巻軸包帯ではなく、円筒包帯が適しています。

5 .○ 巻き終わりは環行帯とする。
環行帯とは同一部位を重ねて巻く方法です。
螺旋帯の方法は環行帯で始まり、環行帯で終わります。

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