看護師の過去問
第105回
午後 問206
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問題
看護師国家試験 第105回 午後 問206 (訂正依頼・報告はこちら)
加齢に伴う心血管系の変化で正しいのはどれか。2つ選べ。
- 心拍数の増加
- 左室壁の肥厚
- 収縮期血圧の上昇
- 圧受容機能の亢進
- 刺激伝導系の細胞数の増加
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この過去問の解説 (3件)
01
→運動時の心拍出量等が低下します。
2 . ○左室壁の肥厚
→加齢に伴い、末梢血管抵抗が強くなる為、左室の血圧も上昇しやすく、左室壁に肥厚が生じます。
3 . ○収縮期血圧の上昇
→加齢に伴い、血管の弾力低下から動脈硬化等が生じやすく、収縮期血圧は上昇します。
4 . ×圧受容機能の亢進
→圧受容体は圧力変化に対する受容器の総称です。加齢に伴い、圧受容器の機能は低下する為、血圧の変化が生じやすいです。
5 . ×刺激伝導系の細胞数の増加
→加齢に伴い、味覚や聴覚、皮膚感覚等の刺激に対する感受性は低下します。
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02
×1 .心拍数の増加
…加齢に伴い、洞結節で生じた電気信号が心房・心室に伝わり、収縮する力が弱くなります。
よって、心拍数が減少します。
○2 .左室壁の肥厚
…加齢とともに、心筋と心筋の間にアミロイドなどの異物が沈着しやすくなり、結果心臓の壁が厚くなる(心臓肥大)が生じます。
○3 .収縮期血圧の上昇
…加齢によって血管の弾性が失われて硬くなってくると、収縮期血圧は上昇し、拡張期血圧が低下します。
高齢者の血圧の上と下の差が大きいのは、この理由からです。
×4 .圧受容機能の亢進
…加齢に伴い圧受容機能は低下し、血圧の変動を起こします。
×5 .刺激伝導系の細胞数の増加
…刺激伝導系は線維成分が増加し脂肪が浸潤してくるため、細胞数は減少します。
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03
加齢により、心拍数は減少します。
2 .○ 左室壁の肥厚
加齢により、血圧は上昇しやすく、左室壁の肥厚しやすいです。
3 .○ 収縮期血圧の上昇
加齢により、末梢血管抵抗が増大し、収縮期血圧は上昇しやすいです。
4 . ×圧受容機能の亢進
血圧を感知する圧受容機能は加齢により、低下します。
5 .× 刺激伝導系の細胞数の増加
加齢により、刺激伝導系の細胞数は低下します。
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