看護師の過去問
第106回
午前 問15

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問題

看護師国家試験 第106回 午前 問15 (訂正依頼・報告はこちら)

せん妄の誘発因子はどれか。
  • 身体拘束
  • 心血管障害
  • 低栄養状態
  • 電解質バランス異常

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1です。

せん妄とは、環境が原因となり起きる記憶障害のことをいいます。睡眠障害、興奮などを伴います。
主に術後に起きる術後せん妄、拘束されたり薬物により起きるものもあります。

1以外はせん妄の原因とはなりにくいです。

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02

正解:1
せん妄とは、脳疾患や全身疾患、外因性物質(環境、治療)などによって、出現する軽度の意識障害であり、睡眠障害や興奮、幻覚などが加わった状態をいいます。高齢者は薬剤によって、せん妄が引き起こされる場合も多いです。
身体拘束は患者にとって苦痛を感じるものなので、これが外因性のせん妄誘発因子となります。

心血管障害、低栄養状態、電解質バランス異常はせん妄を引き起こす原因疾患になります。

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03

正解は1です。
選択肢はどれもせん妄の主なリスク因子ですが、誘発因子(促進因子):せん妄を引き起こす環境・心理的要因として特に適切なのは、身体拘束や治療に伴う安静指示など不動に伴う苦痛です。

2.心血管障害、3.低栄養状態、4.電解質バランス異常はいずれもせん妄の原因となる疾患を引き起こすものや疾患そのものです。

特に2.心血管障害のある高齢者は、高齢であること自体がせん妄のリスク因子である上に、せん妄発症の原因となりうる代謝障害や循環障害、呼吸障害があります。さらに治療薬剤の影響を受けやすいなど、せん妄を発症しやすい疾患といえます。

予防としては、リスク因子となる疾患の治療はもちろんのこと、水、電解質、ビタミン、栄養のバランスを整えるなどの基本的ニーズの充足や安全・安定性があり、落ち着ける環境を整えます。こうすることで、予防発症や症状の持続を最小限に抑えることを目指します。

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