看護師の過去問
第106回
午前 問26

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問題

看護師国家試験 第106回 午前 問26 (訂正依頼・報告はこちら)

単層円柱上皮はどれか。
  • 表皮
  • 腹膜
  • 膀胱

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この過去問の解説 (3件)

01

上皮組織とは、直接外界に面している表皮のことを言います。皮膚や爪、毛はもちろん、口腔や気管、消化管などの表面の細胞層をひとまとめにして言います。
細胞同士の結合が密接で、細胞間質は極めて少量です。上皮組織は、上皮細胞の配列が1層からなるか、2層以上からなるかによって単層上皮と重層上皮に分けられます。

単層上皮には、肺胞や血管壁にみられる薄い扁平なものから、胃や小腸の粘膜を覆う背の高いもの(立法や円柱)まで機能に応じて色々な形があります。
一般に、外力などの機械的な摩擦に弱いという欠点もありますが、一方で物質の移動に便利な長所があり、分泌や吸収に適しています。

単層円柱上皮は、胃や腸の粘膜上皮に存在しています。分泌と吸収に適しています。

1.表皮は重層扁平上皮です。上皮細胞が幾重にも重なって層状になっている
 ため、吸収や分泌には適しませんが、ある程度弾力性を持ち、外からの物理
 的な力に対して抵抗性が強く、保護的機能もあります。皮膚は削れやすいで
 すが、表面が削られてもどんどん作られます。
2.腹膜は単層扁平上皮です。
3.膀胱は、内腔の尿の充満の程度によって、収縮、伸展する移行上皮です。

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02

正解は4です。
単層円柱上皮は、主に胃、小腸、大腸などの消化器、卵管、子宮を構成している細胞です。吸収と分泌を行う場所に適した形態です。

1.表皮(皮膚):重層扁平上皮。摩擦などの機械的刺激に強いです。
2.腹膜:単層扁平上皮。薄いため、物質の交換などを行う部位に適しています。
3.膀胱:移行上皮。伸縮性があります。

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03

正解は 4 です

胃や小腸、大腸、子宮などは単層円柱上皮にあたります。他の上皮に比べると、進展させた場合の面積が最大になるという特徴があります。

1、表皮・・・皮膚の一番外側にある上皮を表皮といい、摩擦に強い重層扁平上皮にあたります。

2、腹膜・・・腹膜は単層扁平上皮にあたります。

3、膀胱・・・膀胱や尿管は伸縮性のある移行上皮にあたります。

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