看護師の過去問
第106回
午前 問28

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問題

看護師国家試験 第106回 午前 問28 (訂正依頼・報告はこちら)

縦隔に含まれるのはどれか。
  • 胸腺
  • 副腎
  • 甲状腺

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この過去問の解説 (3件)

01

縦郭とは、前は胸骨、後ろは胸椎、側方は左右の肺で囲まれた部位です。
この部分には、胸腺、心臓、胸管、期間、気管支、食道、大動脈、大静脈などの重要な臓器があり、場所はちょうど左右の肺を隔てる位置にあります。
例えば、縦郭に発生した腫瘍が増大すると、これらの器官が圧迫され、そのことで様々な症状が出現します。

1.肺を隔てる位置に存在しているだけで、肺そのものは縦郭には存在しませ
  ん。

2.胸腺は、縦郭内の胸骨と心臓の間に心臓に乗るように存在しています。
  骨髄で産生されるリンパ球を、T細胞に育成するための、いわば教育セン
  ターで、思春期には最大約30gありますが、以後退化し、60歳を過ぎると
  10g以下となります。
  T細胞のTは胸腺(Thymus)の頭文字Tをとったものだそうです。

3.副腎は、腎臓の上端に位置する重さ約8gの扁平な内分泌腺です。
  副腎は、中央部の髄質と周辺部の約80%を占める皮質とに区別されます
  が、両者は発生的にも機能的にも全く異質のものです。

4.甲状腺とは、喉頭から気管上部の間の前側にある、蝶の形をした重さ約
  20gの内分泌腺です。

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02

正解は 2 です。

縦隔は左右の肺を隔てているもので、縦隔洞と呼ばれることもあります。位置によって前・後・上・中の縦隔に分類されており、胸腺は前縦隔になります。

1、肺そのものは縦隔には含まれません。
3、副腎・・・後腹膜臓器になり、十二指腸、膵臓、腎臓と同じに分類されます。
4、甲状腺・・・前頚部にあり、正確な位置は甲状軟骨のやや下方です。

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03

正解は2です。
縦隔とは左右の肺の間に位置する部分であり、心臓、大血管、気管、食道、胸腺などの臓器が含まれます。1.肺は縦隔には含まれません。胸腺は前縦隔にあり、Tリンパ球をつくっている臓器です。

3.副腎:左右の腎臓の上にある臓器です。
4.甲状腺:甲状腺は首の前方で、のどぼとけの骨よりすぐ下方にある臓器です。

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