看護師の過去問
第106回
午前 問30

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問題

看護師国家試験 第106回 午前 問30 (訂正依頼・報告はこちら)

ホルモンと分泌部位の組合せで正しいのはどれか。
  • サイロキシン -------- 副甲状腺
  • テストステロン ------ 前立腺
  • バソプレシン -------- 副腎皮質
  • プロラクチン -------- 下垂体前葉

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この過去問の解説 (3件)

01

1.サイロキシンは甲状腺から分泌されるホルモンで、アミノ酸にヨードが結
  合したものです。ヨードは、海藻や魚に多く含まれますが、体内にあるヨ
  ードの大部分は、甲状腺ホルモンの合成に使われます。
  サイロキシンの作用は多方面にわたりますが、その基本は、細胞代謝を亢
  進し、神経系の成長分化を促進することです。
  副甲状腺から分泌されるホルモンにはパラソルモン(尿細管でのCa⁺⁺やH⁺
  再吸収促進と、P、Na⁺、K⁺の歳出増加、ビタミンDの活性化を促し、長官
  からのCa吸収を促進。その一方で骨の融解を助けて骨からCaの血中への
  遊離そ促進し、血清Ca濃度を高める)があります。

2.テストステロンは精巣から分泌される男性ホルモンです。たんぱく質合成
  と筋や骨の成長を促進し、男性の第2次性徴である男らしさを発現させま
  す。

3.バソプレシンは下垂体後葉から分泌されるホルモンで、腎臓の尿細管から
  の水の再吸収を促進し、体液量とその浸透圧を調節する働きがあります。
  また、末梢血管を収縮させる働きがあるので、それに伴い血圧が上昇しま
  す。
  副腎皮質からはアルドステロンやコルチゾールなどがあります。

4.プロラクチンは下垂体前葉から分泌されるホルモンで、乳汁の産生を促
  し、分泌も促進させる働きがあります。

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02

正解は4です。プロラクチンは、脳下垂体前葉から主に妊娠出産時に分泌され、乳腺の発達や母乳の分泌、産後の子宮収縮の促進といった働きがあります。

1.サイロキシン:T3(トリヨードサイロニン)と共に甲状腺ホルモンです。(T4)
2.テストステロン:男性ホルモン(アンドロゲン)のひとつで、95%は精巣(睾丸)、残りの5%は副腎から分泌されます。
3.バソプレシン:抗利尿ホルモン(ADH)。視床下部で合成され、脳下垂体後葉から分泌されます。血漿浸透圧の上昇や血液量の減少で、分泌が促進されます。

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03

正解は 4 です。

プロラクチンは下垂体前葉から分泌されるホルモンで乳汁分泌に深く関わっています。

1、サイロキシンは全身の代謝を促進する作用のあるホルモンで甲状腺から分泌されます。副甲状腺から分泌されるのはパラソルモンです。
2、テストステロンは男性ホルモンの一種で精巣から分泌されるホルモンです。筋肉や骨格の成長と密接な関係があります。前立腺から分泌されるホルモンはありません。
3、バソプレッシンは下垂体後葉から分泌されるホルモンで、尿量を減少させる作用や血管を収縮させて、血圧を上昇させる働きがあります。副腎皮質から分泌されるホルモンはアルドステロンやコルチゾールなどです。

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