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看護師の過去問 第106回 午前 問63

問題

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妊婦の感染症と児への影響の組合せで正しいのはどれか。
   1 .
風疹( rubella )---------------------------------- 白内障( cataract )
   2 .
性器ヘルペス( genital herpes )------------------- 聴力障害
   3 .
トキソプラズマ症( toxoplasmosis )---------------- 先天性心疾患( congenital heart disease )
   4 .
性器クラミジア感染症( genital chlamydiosis )----- 小頭症( microcephaly )
( 看護師国家試験 第106回 午前 問63 )
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この過去問の解説 (4件)

1
1 . 風疹--白内障
○正解
風疹に免疫のない女性が妊娠初期(20週まで)に風疹に罹患すると、風疹ウイルスが胎児に感染して、出生児に先天性風疹症候群を引き起こすことがあります。
症状としては、白内障、心疾患、難聴などが挙げられます。よって、正解です。

2 . 性器ヘルペス--聴力障害
×不正解
母体が妊娠前や妊娠中に性器ヘルペスになる事で、「新生児ヘルペス」を発症する可能性があります。感染は①胎内にいる時、②出産時の産道、③出産後の周囲の環境の3つの経路で、②が一番リスクが高いです。そのため、帝王切開になることもあります。
新生児ヘルペスの症状は、皮膚や口、眼球の表面に現れる「表在型」、脳炎などを起こし後遺症を残す可能性がある「中枢神経型」、そして全身に影響が及び命の危険もある「全身型」があります。
よって、不正解です。

3 . トキソプラズマ症-- 先天性心疾患
×不正解
トキソプラズマは猫を終宿主とする細胞内寄生性原虫です。猫の糞便や、トキゾプラズマに汚染された肉を生肉もしくは生焼けの状態食べる事で感染します。妊娠中に赤ちゃんへ影響が出るのは母体がトキソプラズマへ初感染した場合です。
トキソプラズマは胎盤で感染・増殖し、胎児の脳などの実質臓器に影響を及ぼします。胎児に影響が出るまで時間がかかります。妊娠初期の感染率は低いのですが、重篤化しやすいです。また、妊娠後期の感染率は高いのですが、症状は初期の感染に比べてやや軽くなります。
症状は胎内死亡、流産、網脈絡膜炎、小眼球症、水頭症、小頭症、脳内石灰化像、肝脾腫などがあります。よって、不正解です。

4 . 性器クラミジア感染症--小頭症
×不正解
母体が性器クラミジアに感染すると、流産・死産、早産や低出生体重児、新生児肺炎、結膜炎を起こす事があります。よって、不正解です。

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1
正解は 1 です
○ 1 . 風疹---------- 白内障
妊娠中に風疹に感染すると、胎児に「先天性風疹症候群」を招くことがあり、先天性心疾患や視覚・聴覚障害を引き起こします。

× 2 . 性器ヘルペス------------ 聴力障害
胎内感染と分娩時の産道感染が起こるリスクがあります。胎内感染すると先天異常児、産道感染すると新生児ヘルペスを発症する恐れがあります。

× 3 . トキソプラズマ症--------- 先天性心疾患
妊婦がはじめてトキソプラズマに感染した場合のみ、胎盤を通じて胎児に感染します。先天性トキソプラズマ症を引き起こすことがあり、脳・神経や目、皮膚に障害が現れます。

× 4 . 性器クラミジア感染症----- 小頭症
妊娠中の感染は流早産のリスクを高め、胎児には肺炎や結膜炎を引き起こすことがあります。

1
正解は 1 です

1:○
風疹に対し、免疫のない女性が妊娠初期に風疹に罹患すると、風疹ウイルスが胎児にも罹患し、先天性風疹症候群(CRS)と総称される障がいが現れます。CRSの症状は白内障・難聴・心奇形などのため、この選択肢が正解です。
予防のためには風疹ワクチンの接種や抗体の確認など、風疹予防の効果、あるいは周知が求められています。

2:×
妊娠中に性器ヘルペスに感染すると、新生児ヘルペスに感染する危険性が高まります。
新生児ヘルペスの症状はヘルペス脳炎による後遺症や死産などのため、この選択肢は誤りです。

ヘルペス脳炎とはー国立感染症研究所
https://www.niid.go.jp/niid/ja/encycropedia/392-encyclopedia/516-herpes-encephalitis.html

3:×
トキソプラズマ症はトキソプラズマという原虫に感染することで発生する疾患で、ヒトへの感染は感染した食肉の不十分な加熱による経口接種やネコの糞便による土壌汚染からの経口接種などがあります。
胎児への感染率は妊娠末期ほど上がりますが、胎児の重症化は妊娠初期であるほど高くみられます。

先天性トキソプラズマ症の症状は流死産の危険性から、水頭症・視力障害・運動障害・黄疸・貧血・血小板減少など様々で、この選択肢は誤りです。

4:×
母体が性器クラミジア感染症に罹患していると、出産時の産道感染により新生児が肺炎や結膜炎を起こす危険性が高まり、結膜炎では最悪の場合失明する危険性があります。
よって、この選択肢は誤りです。


母子感染についてー国立感染症研究所
https://www.niid.go.jp/niid/ja/route/maternal.html

母子感染症を知っていますか?(PDF)ー厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/boshi-hoken16/dl/06_1.pdf

0
正解は1です。


1 . 風疹ー白内障は〇
妊娠20wまでの妊婦の感染により、風疹ウイルスが胎児に感染し、先天性風疹症候群を引き起こすことがあります。
これによる先天異常が主t幻視、主に難聴・心疾患・白内障・緑内障などです。


2 . 性器ヘルペスー聴力障害は×
性器ヘルペスウイルスは、重症の肺炎や脳炎を発症します。


3 . トキソプラズマ症ー先天性心疾患は×
加熱不十分な肉ネコの糞・土にいる原虫による感染症です。
水頭症、てんかんなどを発症することがあります。


4 . 性器クラミジア感染症ー小頭症は×
性器クラミジア感染症は、申請時肺炎や結膜炎を引き起こすことがあります。

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