看護師の過去問
第106回
午後 問171

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問題

看護師国家試験 第106回 午後 問171 (訂正依頼・報告はこちら)

受胎のメカニズムで正しいのはどれか。
  • 排卵は黄体形成ホルモン〈LH〉の分泌が減少して起こる。
  • 卵子の受精能力は排卵後72時間持続する。
  • 受精は卵管膨大部で起こることが多い。
  • 受精後2日で受精卵は着床を完了する。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。

1.
排卵は黄体形成ホルモン〈LH〉の分泌が上昇することで発生します。

2 .
卵子は排卵後24時間、精子は体外に排出後48~72時間受精能力を有しています。

3 . 正解です。
受精は卵管の中で一番大きい、卵管膨大部で起こります。受精した卵、すなわち胚は卵割を開始し卵管を進みながら分裂を繰り返して胞胚となります。

4 .
着床とは、子宮にたどり着いた胞胚が子宮内膜に接着し、埋没するまでの過程をいいます。着床は、受精後6~7日ごろから始まり、12日ごろに完了します。

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02

受胎とは、受精卵が子宮内膜に着床するまで、つまり妊娠の成立までのことを言います。

1.排卵は黄体形成ホルモン(LH)の分泌がピークに達して起こります。
以下に、排卵の仕組みを表します。
①視床下部から分泌される性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)の指令で、下垂体から卵胞刺激ホルモン(FSH)が分泌されます。
②卵胞刺激ホルモンの作用で発育した卵胞が、エストロゲンを分泌しはじめます。
③卵胞が成熟し、エストロゲンの分泌がピークに達すると、黄体形成ホルモン(LH)を大量に分泌します。
④その刺激で排卵が起こります。

2.排卵された卵子の寿命は24時間、精子の寿命は48時間です。

3.受精は卵管膨大部で起こることが多いです。

4.受精後、6~7日かけて子宮内膜まで、分裂を繰り返しながら移動します。

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03

排卵は黄体形成ホルモン〈LH〉の分泌がピークに達して起こります。
卵子の受精能力は排卵後24時間、精子は射精後72時間持続します。
受精は卵管膨大部で起こることが多く、そこから1週間かけて子宮内膜に受精します。

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