看護師の過去問
第106回
午後 問172

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問題

看護師国家試験 第106回 午後 問172 (訂正依頼・報告はこちら)

成熟期女性の受胎調節について適切なのはどれか。
  • 経口避妊薬は女性が主導で使用できる。
  • コンドーム法の避妊効果は99%以上である。
  • 基礎体温法は月経が不順な女性に有用である。
  • 子宮内避妊器具〈IUD〉は経産婦より未産婦に挿入しやすい。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1です。

1 . 正解です。
経口避妊薬、ピルなどは女性が主導で使用できる避妊方法です。ピルには月経周期の調節や月経随伴症状の改善といった副効果もあります。

2 .
コンドームの1年間の失敗率は10%以上あります。しかしコンドームは手軽に使用することができ、性感染症予防に役立ちます。男性側の協力が重要となります。

3 .
基礎体温法は、排卵前の低体温から排卵後の高体温への移行によって排卵日を確認する方法です。そのため月経不順の女性には不向きです。また、単独では確実な避妊法とはいえず、他の避妊法との併用が望ましいです。

4 .
子宮内避妊器具〈IUD〉は子宮内に装着具を挿入して、受精卵の着床を妨げる方法です。男性の協力を必要とせず、一度の装着で長期間の効果が期待できます。子宮内に装着具を挿入するため、未産婦よりも経産婦の方が挿入が容易です。

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02

受胎調節とは、妊娠が可能な男女が国の施策や、家族計画、健康状態、経済状態によって、受胎を促進したり阻止したりすることを言います。
受胎阻止の方法には様々な避妊方法が、受胎促進には不妊治療が挙げられます。

1.経口避妊薬は、女性の意思のみで行うことのできる簡単な方法で、避妊効果も高いです。

2.コンドームの正しい使い方ができていないため、コンドームでの避妊効果は85%程度とも言われています。ただし、コンドームは性感染症の予防に効果的です。

3.正常な排卵のある場合の基礎体温は二相性となりますが、月経不順の場合、正常な排卵がない場合もあるため、低温期と高温期がはっきりしない場合があります。

4.子宮内避妊器具(IUD)は子宮頸管を広げて挿入する必要があるため、出産経験のない若い世代には不向きな方法です。

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03

経口避妊薬は女性が主導で使用できます。
喫煙者では血栓のできるリスクが高いので、注意が必要です。
コンドームの避妊効果は90%で、他の避妊方法との併用が望ましいです。
月経不順の場合は、低温期と高温期がはっきりしない場合があります。また排卵日を特定する目安にはなりますが、避妊方法としては向きません。
子宮内避妊器具〈IUD〉は出産経験者であろう経産婦の方が挿入しやすいです。

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