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看護師の過去問 第106回 午後 問195

問題

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狭心症( angina pectoris )の治療に用いる薬はどれか。2つ選べ。
   1 .
アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬
   2 .
スルホニル尿素薬
   3 .
ジギタリス製剤
   4 .
抗血小板薬
   5 .
硝酸薬
( 看護師国家試験 第106回 午後 問195 )
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この過去問の解説 (3件)

2
正解は4.5です。

狭心症とは冠動脈の硬化(による狭窄)あるいは攣縮に基づき、血液量が低下し一過性に可逆性の心筋虚血を来す疾患です。突然に発症する狭心痛(胸骨後方の胸痛・前胸部絞扼感・前胸部圧迫感)、左肩・左手への放散痛などの症状が代表的です。治療薬としては、抗血小板薬・カルシウム拮抗薬・硝酸薬・β遮断薬・抗脂質異常症薬などがあげられます。

1 . アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬
降圧薬で、アンジオテンシンⅡ受容体に結合し、アンジオテンシンⅡの作用を阻害する薬です。間質性肺炎や腎不全、血管内浮腫、高K血症の治療などに用いられます。

2 . スルホニル尿素薬
血糖降下薬です。膵臓からのインスリン分泌を促進するお薬です。

3 . ジギタリス製剤
ジギタリスは、新収縮力増強作用による心不全の改善や、房室伝導の抑制作用による頻脈性不整脈の治療に用いられます。

4 . 抗血小板薬 正解です。
血管内に血栓が出現することで血管の狭窄につながるため、抗血小板薬の服用も大切な治療となります。

5 . 硝酸薬 正解です。
硝酸薬は冠動脈の拡張により、心筋への血液供給を増やして胸痛などの狭心症症状を抑えます。発作時の緊急対処として服用される薬で、ニトログリセリンが有名です。また冠動脈だけでなく、末梢血管も拡張するため、低血圧や頭痛の副作用に注意も必要です。

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0
心臓を常に動かしているのは心筋とよばれる筋肉です。この心筋に栄養を送っている動脈を冠動脈と言いますが、この3本ある冠動脈のうちの一部が何らかの原因により狭くなっている(狭窄)ため、一過性ではありますが、心筋に血液が行きにくくなり(心筋虚血)、胸痛が起こることを狭心症と言います。

1.アンジオテンシンⅡは、アンジオテンシン受容体に結びつくことにより、血管を収縮させ、血圧を上昇させる働きがあります。アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬とは、アンジオテンシンⅡ受容体を遮断し、血管平滑筋を弛緩させ、血圧を低下させる降圧薬です。

2.スルホニル尿素薬とは、インスリンの分泌を促進し血糖を下げる糖尿病治療薬です。

3.ジギタリス製剤は、心筋が収縮する力(心筋収縮力)を増加させることで、強心作用を促す薬です。循環動態に影響を及ぼす薬で、狭心症には用いられません。

4.抗血小板薬は血小板の凝集を抑制することで、血栓を予防する作用があります。また、動脈硬化によって引き起こされた疾患の予防に効果があります。冠動脈が狭窄している原因のうち、血栓が形成されたことによるものは、新たな血栓形成を予防して、冠動脈の閉塞(心筋梗塞)へ移行させないようにする必要もあります。

5.硝酸薬は一時的に冠動脈を広げる作用があります。硝酸薬は、冠動脈だけでなく、その他動脈や静脈も拡張させる働きがあります。

0
1.✖
アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬は、血管を拡張させ、血圧を下げる作用を示す高血圧治療薬です。

2.✖
スルホニル尿素薬は主にインスリンの分泌促進を介して、血糖の降下作用を発揮する糖尿病治療薬です。

3.✖
ジギタリス製剤は心筋収縮力を増加させる働きがあり、心不全の治療に用いられます。

4.〇
抗血小板薬は、ステント治療が施行された場合に血栓症予防に用いられるなど、抗狭心薬としての作用はありませんが、狭心症をはじめとする冠動脈疾患患者の予後改善目的に用いられます。

5.〇
硝酸薬は生体内で一酸化窒素を放出して血管平滑筋を弛緩させ、冠動脈などの血管を拡張させることで、心臓の負担を軽減させます。これにより狭心症による胸痛などの症状を改善させます。

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