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看護師の過去問 第106回 午後 問196

問題

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出血傾向を把握するために重要なのはどれか。2つ選べ。
   1 .
血糖値
   2 .
血清鉄
   3 .
血小板数
   4 .
アルカリフォスファターゼ値
   5 .
活性化部分トロンボプラスチン時間〈APTT〉
( 看護師国家試験 第106回 午後 問196 )
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この過去問の解説 (3件)

2
正解は3.5です。

1 . 血糖値
血中に存在する糖質を指し、グルコースが主になります。小腸粘膜から吸収され、肝臓に運ばれた後、グリコーゲンに合成・分解されます。食事やストレス、下垂体ホルモン・副腎皮質ステロイドなどに影響を受けるため食事摂取の有無などを考慮します。
正常値:60~100mg/dl(空腹時)

2 . 血清鉄
赤血球内に含まれる血色素量をいいます。肺でのガス交換に重要な役割を担っています。減少すると貧血と診断されます。
正常値:14~18g/dl(男性)12~16g/dl(女性)

3 .血小板数 正解です。
血液凝固と止血に関与します。寿命は7~10日と言われています。
正常値:15~40万/mm3

4 . アルカリフォスファターゼ値(ALP)
血清ALPの由来臓器である肝臓、小腸、骨などの障害を反映します。閉塞性黄疸や転移性骨腫瘍の診断時などに用いられます。
正常値:100~300IU/L

5 . 活性化部分トロンボプラスチン時間〈APTT〉正解です。
主に内因系の機能を反映し、内因系の凝固因子(Ⅷ、Ⅸ、Ⅺ、Ⅻ因子)異常の際にAPTTは延長します。

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0
1.血糖値は、血液中のブドウ糖の値のことです。血糖値が高いと、細胞内にブドウ糖を取り込むことができなくなります。低いと脳にブドウ糖が足りなくなり、意識障害などを引き起こし、最悪の場合は死に至ります。

2.血清鉄とは、血清内に含まれる鉄分のことを言います。鉄分はヘモグロビンの主成分です。ヘモグロビンとは赤血球の中に含まれるタンパク質のことを言い、酸素と結合し、体内へ酸素を運搬する働きを担っています。鉄分が低いと、ヘモグロビンが少なくなり、その結果貧血となります。

3.血小板には、血栓を形成させ、出血を抑える作用があります。この血小板数が少ないと出血傾向が増します。

4.アルカリフォスファターゼとは、ALPと略されます。ALPの方がなじみがあるかもしれません。このALPは通常、肝臓をはじめとした多くの臓器の細胞膜上に存在しており、血清中には少量しか存在していません。ALPの値が高いということは、肝臓などの壊死や破壊によって、ALPの合成が亢進され、その結果、血中にも放出されたと考えられます。通常は、肝機能の指標の一つとして測定されます。

5.活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)とは、血液の凝固に関連する因子のうちの内因子(血管内)の凝固因子の異常を測定します。延長すると、出血傾向が増します。

0
1.✖
血糖値は、糖尿病の診断に用いられます。

2.✖
血清鉄は、血清中に含まれる鉄分の量のことです。貧血の診断に用いられます。

3.〇
血小板は、出血の際の一次止血や血液凝固機能に関与し、出血傾向を把握する指標です。
4.✖
アルカリフォスファターゼは、リン酸化合物を分解する酵素です。肝臓や骨の異常により、血液中で上昇しますが、出血傾向の直接的な指標にはなりません。

5. 〇
活性化部分トロンボプラスチン時間は、血漿が固まるまでの時間を測る血液凝固能検査の1つです。

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