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看護師の過去問 第106回 午後 問235

問題

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Aさん(60歳、男性)は、自宅近くを散歩中に突然の胸痛が出現し、救急車を要請した。救急隊到着時のバイタルサインは、呼吸数28/分、脈拍100/分、血圧80/40mmHgであった。冷汗が著明で、前胸部から左肩にかけての激痛を訴えていた。問診で狭心症( angina pectoris )の既往歴があることが分かった。入院時の検査で急性心筋梗塞( acute myocardial infarction )と診断された。

このときの検査所見として適切なのはどれか。
   1 .
心電図のST上昇
   2 .
左肺呼吸音の減弱
   3 .
クレアチンキナーゼ〈CK〉の下降
   4 .
胸部エックス線写真での心陰影の縮小
( 看護師国家試験 第106回 午後 問235 )
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この過去問の解説 (3件)

1
正解は1です。

1.正解。ST上昇は急性心筋梗塞の特徴です。

2.誤り。急性心筋梗塞の病態では肺音に変化は生じません。

3.誤り。クレアチニンキナーゼは心筋に多く含まれる蛋白質であり、筋肉が傷害を受けると血中に流出します。この場合、クレアチニンキナーゼは上昇します。

4.誤り。急性心筋梗塞は心臓を栄養していた冠動脈が閉塞し、心筋が虚血状態となり、壊死することで起こります。心陰影は拡大します。

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1
急性心筋梗塞の特徴は、心電図のST上昇、クレアチニンキナーゼ(CK)上昇があげられます。
したがって、1が正解、3は不正解です。

2 心筋梗塞では、左側片側のみの呼吸音が減弱することは考えられません。したがって、2は不正解です。
4 心筋梗塞では、心筋が壊死することによって、心臓がうまく収縮・拡大できずに心肥大することがあります。したがって、心陰影が縮小することは考え辛いため、4は不適切です。

0
正解1・心電図のST上昇


急性心筋梗塞

冠動脈の急性閉塞により心筋が壊死して引き起こされます。
症状として胸痛や胸部圧迫感があり、背部や腕・肩へ痛みが放散します。呼吸困難、発汗、嘔吐を伴うことがあります。
心電図でSTの上昇がみられます。
血液検査で、クレアチンキナーゼ(CK)の上昇、トロポニンT高値を示します。



2.心筋梗塞発症時の肺うっ血の程度と心拍出量の低下によって、呼吸音にラ音を聴取する可能性がありますが、片肺だけの呼吸音の減弱は考えにくいです。


3.クレアチンキナーゼ(CK)は、心筋梗塞診断に広く使用されています。心筋細胞膜の傷害により血中に遊出して、心筋梗塞発症後4~8時間で上昇します。


4.胸部エックス線では、肺うっ血や胸水の有無を確認します。心筋梗塞が広範囲であると心陰影の拡大を認めます。

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