問題 このページは問題閲覧ページです。正解率や解答履歴を残すには、 「条件を設定して出題する」をご利用ください。 [ 設定等 ] 通常選択肢 ランダム選択肢 文字サイズ 普通 文字サイズ 大 文字サイズ 特大 胎生期から小児期の血清免疫グロブリン濃度の年齢による変動を図に示す。 ①が示しているのはどれか。 1 . IgA 2 . IgD 3 . IgG 4 . IgM ( 看護師国家試験 第107回 午前 問52 ) 訂正依頼・報告はこちら 解説へ 次の問題へ
この過去問の解説 (4件) 2 正解は1です。 1 . IgAは〇 喉・気道・母乳などの粘膜の表面に存在し、侵入してきたウイルスや病原菌の侵入を防ぎます。曲線は、年齢を重ねるに連れなだらかに増加していることから、出生後に母乳から、また自らも産生する事によるものと考えます。 2 . IgDは× 働きは不明だがIgEに次いで少ない抗体です。 3 . IgGは× 血中に最も多い抗体です。分子量が小さく、胎盤から胎児に移行する唯一の抗体です。そのため、グラフでは出生時に最も上昇している曲線であらわされています。 4 . IgMは× 初めての感染により産生される抗体です。つまり出生後すぐに侵入してきた病原菌に対してこの抗体が作られるためその時期の最も多く、その後は一定数分泌されます。 参考になった この解説の修正を提案する 付箋メモを残すことが出来ます。 次の問題は下へ 0 正解1.IgAIgA血清中に存在するが、唾液・涙・鼻汁・汗・初乳・肺や胃腸粘膜の分泌中に分泌型IgAとして存在しています。分泌型IgAは、消化酵素の影響を受けません。初乳に含まれるものは、腸管感染防御の働きをしています。2.IgDは、成長に伴って成熟し感染などの刺激に応じて徐々に備わってきます。3.IgGは、病原体が身体に侵入した時、時間が経過してから反応して防御します。胎児期末期に胎盤を通して母親から伝えられて、生後3~6か月でなくなります。それを補う形でIgG抗体の産生が進み、7~8歳で成人のレベルになります。4.IgMは、病原体が身体に侵入した時、最初に反応して防御します。胎盤移行性がないため、胎児期から自らの産生能力があり、生後1年まで増加が続きます。 参考になった この解説の修正を提案する 0 正解は1です。 IgAは、母親の母乳に含まれており、出生後母乳を介して増加します。また自分自身でも産生するため、年齢が上昇するにつれ、徐々に増加します。 他グラフ上の線は、IgG(胎盤を介して受け取るため出生時より高値、生後半年頃に少なくなる)とIgM(生後すぐより産生され始めるため上昇率が高い)が示されています。 参考になった この解説の修正を提案する 0 解答はIgAですので、①です。 1、IgAは母親の初乳に含まれており、出生後より上昇していきます。 3、唯一胎盤かを通過できる免疫グロブリンはIgGですので出生時から一番高くなっています。 4、IgMは胎児が一番最初に発現する免疫グロブリンなので直後から上がってきます。 参考になった この解説の修正を提案する 訂正依頼・報告はこちら 問題に解答すると、解説が表示されます。解説が空白の場合は、広告ブロック機能を無効にしてください。