看護師の過去問
第107回
午前 問65
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
看護師国家試験 第107回 午前 問65 (訂正依頼・報告はこちら)
日本の医療提供施設について正しいのはどれか。
- 病院数は1995年から増加傾向である。
- 2013年の人口対病床数は先進国の中で最も多い。
- 介護老人保健施設数は2000年から減少傾向である。
- 精神科の平均在院日数は1990年から先進国で最短である。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (4件)
01
2013年の人口対病床数は、人口1,000人あたり約14人と先進国の中で最も高くなっています。
1、日本では人口の増加に伴って、1980年代までは病院数が増加傾向にありましたが、その後は一転、減少し始めています。
3、人口は減少し続けていますが、老人人口割合は増え続けているので、介護老人保健施設の数は平成21年の3463施設に比べて、平成27年4241施設と増加しています。
4、精神科の平均在院日数において日本は平成23年で約300日となっています。他の先進国は50日以下ということから考えて、日本の精神科の平均在院日数は長期だと言えるでしょう。
参考になった数1
この解説の修正を提案する
02
解説:1、病院数は減少傾向で2019年は8千台です。
2、病床数を削減して医療費の削減をしてきた他の先進国と異なり、日本は医療整備を進め、医療を充実させてきたため、人口対病床数は最も多くなっています。
3、2000年から施行された、介護保険法に伴い、2000年には2667施設でしたが、2016年には4229施設に増加傾向です。
4、1990年の平均在院日数は544.2日で、2019年には265.1日まで減少していますが、他の先進国と比べると長いと言われているため、最短ではありません。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
03
日本では、高齢者の増加により、医療に対する経済負担が高まっています。
そこで、居住系・在宅サービスの充実により、病院等の「施設医療」から
「かかりつけ医を中心とした地域医療」への転換を掲げています。
×1. この背景から、1990年頃より病院数は減少傾向に転じ、
×3. 反対に、介護老人保健施設数は年々増加傾向となっています。
○2. OECD統計による日本の病院病床数は、諸外国に比べ約2~4倍多いです。
×4. 精神科医療に対する考え方は各国で差があり、治療経過や精神科での
看護師人員配置数などに違いがあります。平均在院日数は減少傾向では
ありますが、他国と比較すると依然高いという現状があります。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
04
施策の中のひとつには病床数の適正化、つまり削減も含まれており、今回の設問はそれらのテーマに関連したものです。
1.(×)病院数は1990年をピークに、減少し続け、1992年からは1万施設を下回っています。
2.(○)正解です。日本の病床数は、先進国の約2~5倍です。
3.(×)介護老人保健施設数は2000年以降、増加し続けています。
4.(×)精神科の平均在院日数は1990年の500日前後から減少傾向にありますが、先進国の中では依然として最長です。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
前の問題(問64)へ
第107回問題一覧
次の問題(問66)へ