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看護師の過去問 第107回 午前 問76

問題

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車椅子での座位の姿勢を下に示す。
このような姿勢を長時間続けることで最も褥瘡が発生しやすい部位はどれか。
問題文の画像
   1 .
右肘関節部
   2 .
右大転子部
   3 .
左坐骨結節部
   4 .
左膝関節外側部
   5 .
左足関節外果部
( 看護師国家試験 第107回 午前 問76 )
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この過去問の解説 (4件)

1
正解は 3 です。

この患者様は左半身マヒがあると考えられるので、右半身に力を入れて、姿勢を保持させていますが、左の坐骨結合部に圧力が集中してかかる傾向があるでしょう。そのため、長い時間同じ部分に圧力が加わることで、3の左坐骨結合部に褥瘡ができやすくなります。

1、右肘部関節はこの患者様の場合には、自由に動かせるので褥瘡になる危険は少ないでしょう。

2、右大転子部は右側を下にした臥位の時に褥瘡になりやすくなります。

4、左膝関節外側部は、左の膝を下にして寝ている姿勢を長時間続けた時に褥瘡ができやすいでしょう。

5、左関節外果部は足首の外側が長時間圧迫された時に褥瘡ができます。

付箋メモを残すことが出来ます。
0
正解:3. 左坐骨結節部

褥瘡は、限局性の圧迫が原因となりますが、特に皮下組織が少ない骨突出部などに多く発生します。
好発部位は、仰臥位では仙骨部・踵骨部、側臥位では大転子・足の外踝部、座位では肩甲骨部・肘関節部・臀部となっています。

設問の患者は、左麻痺であり、左側に圧がかかっていることが分かります。左坐骨結節部が長時間圧迫され、褥瘡が発生しやすいと判断できます。

1. →右肘関節部は、麻痺はなく自由に動かせるため、褥瘡発生のリスクは少ないです。

2. →右大転子部は、右足を浮かせることが出来ますし、座位では圧迫されることは少ないため、褥瘡発生のリスクは少ないです。

4. →左膝関節外側部は、設問の写真では車椅子に当たっていないため、褥瘡発生のリスクは少ないです。

5. →左足関節外果部は、左麻痺があり、足の向きによって左足首の外側が長時間圧迫される場合、褥瘡発生のリスクはありますが、設問の状態であればリスクは少ないと判断されます。

0
正解は 3 です。

褥瘡とは、皮膚の一定部位に持続的圧迫が加わることで皮膚への血流が途絶え、
皮膚が壊死に陥った状態です。骨突出部に発生しやすく、仰臥位では仙骨部・
踵骨部、坐位では尾骨部・坐骨部、側臥位では大転子部などに発生しやすいと
言われています。

車椅子利用者は自身で体位を変えることができない人が多く、背筋の弱化による
骨盤後傾により、重心は後方へ移動し骨盤が前方へ滑り落ちやすいです。
そのため、坐骨部や尾骨部の褥瘡発生リスクが高く、3.が正解となります。

なお、坐位の姿勢は90度ルール(股関節90度・膝関節90度・足関節90度)が基本と
なっており、座面と大腿後面の接触面積を広げる目的があります。
この図では体の傾きがあり、左坐骨結節部以外も皮膚損傷の危険があるため、
座り直しを介助またはクッション等で体位を整えると良いです。

0
簡単に言うと、「褥瘡」とは、「いつも同じところに圧力がずっと加わることによって、皮膚に潰瘍を起こした状態」です。要は、「いつもずっと押されているので、血流が途絶え、酸素と栄養がいかないので、皮膚が腐った」状態です。褥瘡の原因は「圧力」「ずれ」「摩擦」です。ざっくりいうと、いつも「押されて、ずれて、こすられる」部位に褥瘡が出来やすくなります。

話を設問に戻します。写真の姿勢は、正直どの部位も褥瘡が出来そうです。ここでのポイントは、設問では「最も」褥瘡が発生しやすい部位を問われているところです。つまり、一番強く「押されて」おり、「ずれて」おり、「こすられ」そうな部位を見つけることが重要です。「一番強く押される」のは、一番体重がのっかっているところです。このことから、正解は「3」であることがわかります。

ちなみに、各部位の名称は、覚えるしかありません。

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