看護師の国家試験なので、理学療法士や作業療法士の国家試験のように、難易度のかなり高い「関節」に関する問題はでません。つまり、看護師の国家試験では代表的な「関節」を覚えておけば良いことになります。代表的な「関節」とは、蝶番関節(ちょうばんかんせつ)、車軸関節(しゃじくかんせつ)、楕円関節(だえんかんせつ)、鞍関節(あんかんせつ)です。これらは暗記するしかありません。以下にそれぞれの代表的な関節を示します。
○蝶番関節:肘関節(腕尺関節)、膝関節
○車軸関節:肘関節(上橈尺関節)、環軸関節
○楕円関節:橈骨手根関節(とうこつしゅこんかんせつ、掌の付け根)、顎関節
○鞍関節:母指の手根中手関節(しゅこんちゅうしゅかんせつ)、胸鎖関節(きょうさかんせつ)
以上から、正解は「1」と「3」です。