看護師の過去問
第107回
午前 問82

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問題

看護師国家試験 第107回 午前 問82 (訂正依頼・報告はこちら)

車軸関節はどれか。2つ選べ。
  • 正中環軸関節
  • 腕尺関節
  • 上橈尺関節
  • 指節間関節
  • 顎関節

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この過去問の解説 (4件)

01

看護師の国家試験なので、理学療法士や作業療法士の国家試験のように、難易度のかなり高い「関節」に関する問題はでません。つまり、看護師の国家試験では代表的な「関節」を覚えておけば良いことになります。代表的な「関節」とは、蝶番関節(ちょうばんかんせつ)、車軸関節(しゃじくかんせつ)、楕円関節(だえんかんせつ)、鞍関節(あんかんせつ)です。これらは暗記するしかありません。以下にそれぞれの代表的な関節を示します。

○蝶番関節:肘関節(腕尺関節)、膝関節
○車軸関節:肘関節(上橈尺関節)、環軸関節
○楕円関節:橈骨手根関節(とうこつしゅこんかんせつ、掌の付け根)、顎関節
○鞍関節:母指の手根中手関節(しゅこんちゅうしゅかんせつ)、胸鎖関節(きょうさかんせつ)

以上から、正解は「1」と「3」です。

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02

正解は 1と3 です。

1、正中環軸関節と3、上橈尺関節は車軸関節になります。関節の種類をしっかりと暗記しておきましょう。

2、腕尺関節は蝶番関節と呼ばれるものです。

4、指節関節も蝶番関節に含まれます。

5、顎関節は、顆状関節です。

参考になった数2

03

正解:1. 正中環軸関節 3. 上橈尺関節

車軸関節は、関節面が車輪のような形で、その中心を軸に回旋運動をする関節のことです。正中環軸関節、上橈尺関節があります。

車軸関節の他に、
・球関節:関節頭が半球形で、多方向性な多軸性の運動をする。(例)肩関節、股関節
・楕円関節:関節頭は楕円球形で、楕円の長軸と短軸とをそれぞれ中心とした2軸型の運動をする。(例)橈骨手根関節
・鞍関節:2軸性で、回転方向は互いに直角する。(例)母指の手根中手関節、胸鎖関節
・蝶番関節:関節頭は円柱状で一軸性。 (例)腕尺関節、指節間関節、肘関節、足関節

5. →顎関節は、下顎骨関節突起の下顎頭と側頭骨の下顎窩との間の顆状関節です。

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04

正解は 1と3 です。

骨と骨が連結した部分を関節といい、不動関節・半関節・可動関節などが
あります。可動関節は動き方によって、いくつかの種類に分けられます。

車軸関節は一方の骨に突起があり、もう一方の骨に差し込むような形をして
おり、一定の角度でねじる動きができます。上・下橈尺関節、正中環軸関節が
あります。よって、正解は1.と3.です。

2.腕尺関節は肘関節を構成する関節、4.指節間関節は指の途中にある関節で、
ともに蝶番関節です。一方の骨が円柱の断面のような形で、もう一方の骨は
円柱部分がぴったりはまりこむ形をしており、屈曲・伸展の動きができます。

5.顎関節は顆状関節です。一方の骨が楕円形(凸型)で、もう一方がこれに対応した
くぼみ(凹型)があり、前後・左右の動きができます。

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