看護師の過去問 第107回 午後 問138

解答、３
標準予防策（スタンダードプリコーション）とは、すべての医療現場において全患者に共通して実施される感染予防の対策です。
感染の有無にかかわらず、汗を除くすべての湿性生体物質（体液、分泌物、排せつ物、粘膜、損傷した皮膚など）を感染源とみなして対処します。
選択肢の中では、口腔ケアだけが直接粘膜に接触するので、使い捨て手袋が必要になります。

正解は　３　です。

標準予防策＜ スタンダードプリコーション ＞とは、
感染症の有無に関わらずすべての患者のケアに際して、
普遍的に適用する予防策のことです。
患者の血液･体液･分泌物(汗は除く)･排泄物･粘膜を、
感染の可能性のある物質とみなし対応することで、
患者と医療従事者双方の感染予防を目的とします。

口腔粘膜はこれに該当するので、正解は3.となります。

標準予防策とは全ての患者の血液、体液、粘膜、損傷した皮膚を感染の対象として対応します。創傷や感染のない患者への援助となっていますが、粘膜に触れる口腔ケアでは使い捨て手袋を使用します。