看護師の過去問
第107回
午後 問168

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

看護師国家試験 第107回 午後 問168 (訂正依頼・報告はこちら)

子どもの権利について述べている事項で最も古いのはどれか。
  • 児童憲章の宣言
  • 児童福祉法の公布
  • 母子保健法の公布
  • 児童の権利に関する条約の日本の批准

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

1.誤りです。
児童憲章の宣言は1951年に発表されました。日本国憲法の基本的人権に基づき、児童は人として尊ばれ、社会の一員として重んぜられ、よい環境のなかで育てられるということが提唱されています。

2.正解です。
児童福祉法は1947年に公布されました。この法律では、児童に関する施設や組織の基本的原則が記載されています。

3.誤りです。
母子保健法は1965年に公布されました。この法律では、母性や乳幼児の健康保持・増進を図るため、母子保健に関する原理や、母子保健活動について記載されています。

4.誤りです。
児童の権利に関する条約において、日本が批准したのは1994年です。この条約では、国際人権規約における18歳未満の児童の権利の確保や尊重についての具体的な事項を規定しています。

参考になった数2

02

正解は2です。

1.1951年、日本国憲法の精神に基づき、児童に対する正しい観念を確立し、すべての児童の幸福を図るために定められた憲章です。
コトバンク参照:https://kotobank.jp/word/%E5%85%90%E7%AB%A5%E6%86%B2%E7%AB%A0-74366

2.1947年、児童の出生・育成が健やかであり、かつその生活が保障愛護されることを理念とし、児童保護のための禁止行為や児童福祉司・児童相談所・児童福祉施設などの諸制度について定めた法律です。
コトバンク参照: https://kotobank.jp/word/%E5%85%90%E7%AB%A5%E7%A6%8F%E7%A5%89%E6%B3%95-74442

3.1965年、児童の出生・育成が健やかであり、かつその生活が保障愛護されることを理念とし、児童保護のための禁止行為や児童福祉司・児童相談所・児童福祉施設などの諸制度について定めた法律です。
Yahoo!辞書参照:
https://dic.yahoo.co.jp/search/?ei=UTF-8&fr=kb&p=%E6%AF%8D%E5%AD%90%E4%BF%9D%E5%81%A5%E6%B3%95&dic_id=all&stype=full

4. 「児童の権利に関する条約」は,1989年に第44回国連総会において採択され、日本では1994年批准を行いました。
この条約は、世界の多くの児童(児童については18歳未満のすべての者と定義。)が、今日もなお飢えや貧困等の困難な状況に置かれている状況にかんがみ、世界的な観点から児童の人権の尊重、保護の促進を目指したものです。
文部科学省HP参照: http://www.mext.go.jp/a_menu/kokusai/jidou/main4_a9.htm

参考になった数0

03

正解は2です。

1.児童憲章とは、児童福祉に対する国民の意識を啓発するための憲章で、1951年、日本国憲法にある基本的人権を子どもも持っていることを宣言しました。

2.1947年、日本国憲法の精神に基づいて制定されました。

3.1965年に、乳幼児と母の健康保持をはかるために制定された法律です。

4.児童の権利に関する条約(子どもの権利条約)は、児童権利宣言を有名無実化しないよう、ポーランドが条約化を提起しました。日本は1994年、世界で158番目に批准しました。

よって、児童福祉法→児童憲章の宣言→母子保健法→児童の権利に関する条約の批准の順になります。

参考になった数0