看護師の過去問
第107回
午後 問185
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問題
看護師国家試験 第107回 午後 問185 (訂正依頼・報告はこちら)
紙カルテと比較したときの電子カルテの特徴として正しいのはどれか。
- データ集計が困難である。
- 診療録の保存期間が短い。
- 多職種間の情報共有が容易になる。
- 個人情報漏えいの危険性がなくなる。
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この過去問の解説 (3件)
01
情報が電子化された電子カルテは、検索や集計機能などが備わっており、データ整理に長けているといえます。
2.誤りです。
電子カルテでは電子媒体に保存するため、紙カルテに比べて長期間に渡って保管することができます。
3.正解です。
紐付けされた媒体からカルテにアクセスすれば、様々な職種の人が閲覧することができます。
4.誤りです。
インターネット回線を使用したり、電子媒体に保管することから、インターネット回線の不正利用や電子媒体のウイルス感染といったトラブルに巻き込まれやすいです。それらのトラブルが生じると個人情報漏洩につながる恐れがあるので注意が必要です。
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02
かつては紙カルテでした。もちろん、パソコンなどなかった時代から紙に書く、ということをしていたのです。紙に書く、という性質上、判読できない字での記入もありました。入院期間が長く記録物が多くなるとかさばる、という問題もあります。他にも、紛失のリスクもありますし、どこに記録しているかを探す手間もかかります。
しかし、電子カルテでパソコンでの記入になると、読めない字、ということはなくなります。パソコン内での保管のためかさばることもありません。紛失のリスクもなくなりますし、どこに記入しているかは検索機能を使用すれば手間はかかりません。
データの集計はパソコン上で行えば手軽に行えます。パソコン内であれば診療録の保存は半永久的に可能です。さらには受付から会計まで一括して行うことができます。パソコンとネットワークさえあればどこからでも患者の情報にアクセスできるため、多職種間での情報共有が容易になります。
ただ、パソコンとネットワークさえあればどこからでも患者の情報にアクセス可能なため、さらにウイルスや不正アクセスにより個人情報漏洩の危険性が高くなります。さらにデメリットとして導入の費用が高く、停電の際には利用できなくなるという点があります。
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03
1.データ集計は容易になります。
2.診療録の保存は半永久的に可能です。
3.パソコンを使用することにより、誰でもどこからでも情報を確認することができ、多職種間の情報共有が容易になります。
4. ウイルスや不正アクセスなどにより、個人情報漏えいの危険性は高く、紙以上にセキュリティー保護に努めなければなりません。
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