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看護師の過去問 第107回 午後 問211

問題

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Aさん( 52歳、女性 )。自宅で突然激しい頭痛と悪心が出現し、自力で救急車を要請し、搬送された。ジャパン・コーマ・スケール< JCS >Ⅰ-2で頭痛を訴えており、発汗著明であった。瞳孔径は両側3.0mm。上下肢の麻痺はない。Aさんは頭部CTでくも膜下出血( subarachnoid hemorrhage )と診断され、ICUに入室した。入室時のバイタルサインは、体温36.8℃、呼吸数24/分、脈拍92/分、血圧156/98mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度< SpO2 >95%であった。

ICU入室から24時間以内に注意すべきAさんの症状や徴候はどれか。
   1 .
Kussmaul< クスマウル >呼吸
   2 .
膝蓋腱反射の低下
   3 .
企図振戦
   4 .
瞳孔散大
( 看護師国家試験 第107回 午後 問211 )
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この過去問の解説 (3件)

2
正解は、4です。

1 クスマウル呼吸は、深く速い呼吸が規則正しく持続する異常呼吸です。尿毒症や糖尿病性ケトアシドーシスなどで見られます。

2 膝蓋腱反射テストは,神経根障害を調べるための深部腱反射テストの一つです。脚気、末梢神経炎などのときに低下または消失します。

3 企図振戦は、小脳損傷時にしばしば認められる失調症状の1つです。

4 頭蓋内圧亢進により、脳ヘルニアを引き起こすと、瞳孔散大に至るケースもあります。

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1
正解は4です。
くも膜下出血は脳動脈瘤の破裂が原因で起こることが多いです。手術をしなければ再破裂する危険があることを念頭に置き、観察を続けなくてはいけません。
1. 糖尿病性ケトアシドーシス、腎不全に伴う尿毒症、昏睡時などに見られます。
2. 脊髄髄節の障害の時に腱反射は出現しにくくなります。
3. パーキンソン症候群で見られることがあります。
4. 正解です。
事例の病態を理解できるように勉強を進めていきましょう。

0
正解は4です。

くも膜下出血は、脳動脈瘤の破裂が原因で生じ、今まで経験したことがないような突発性の激しい頭痛や嘔吐、意識障害で発症します。最も再出血が多いのは発症後24時間以内で、絶対安静を保ち、看護師としてしっかりとした観察が必要です。

1.クスマウル呼吸とは、異常に深大な呼吸が連続、規則正しく続く状態です。糖尿病性ケト アシドーシス、腎不全に伴う尿毒症、昏睡時などに認められます。

2.膝蓋腱反射とは、膝蓋腱部を打つと大腿四頭筋が収縮して、膝関節が伸展する脊髄反射です。脚気、末梢神経炎などのときに低下ないし消失します。

3.企図振戦とは、何かしようとしたときに出現する震えで、脊髄性小脳変性症、小脳や中枢の梗塞・出血などの症状です。

4.頭蓋内に出血すると、頭蓋内圧が亢進し、脳実質の偏位が見られ、脳ヘルニアが生じます。脳ヘルニアの症状として、意識障害、片麻痺、瞳孔散大などがあります。再出血を起こしていないか、これらの症状の観察が必要です。

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