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看護師の過去問 第107回 午後 問215

問題

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Aさん( 87歳、男性 )。3年前にAlzheimer< アルツハイマー >型認知症( dementia of Alzheimer type )と診断された。1年前に妻が亡くなってから1人で暮らしている。日常生活は問題なく送れていたが、最近Aさんは薬を飲み忘れることが増えてきたり、電話の応対ができなかったりすることがあり、日常生活に支障が出るようになった。

その後、Aさんは、コンロの火を消し忘れることや、買い物に行って自宅に戻れないことが何度もあり、在宅での生活が困難になったため、介護老人福祉施設に入所した。Aさんは自分の思い通りにならないときに、大声を出して暴れることがあった。時折落ち着かない様子で施設内を徘徊することがあったが、看護師が話しかけると、立ち止まり「散歩しています」と笑顔で話していた。ある日、Aさんがエレベーター前に1人で立っていたため、看護師がどこへ行くのか尋ねると、Aさんは「家に帰ります」と言った。
このときの看護師の対応として最も適切なのはどれか。
   1 .
「一緒に出かけましょう」としばらく周囲を歩く。
   2 .
「トイレに行きましょう」とトイレに誘導する。
   3 .
「転んだら危ないですよ」と車椅子に誘導する。
   4 .
「入所中なので家には帰れません」と説明する。
( 看護師国家試験 第107回 午後 問215 )
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この過去問の解説 (3件)

1
正解は、1です。

Aさんの言動から帰宅願望が見られます。環境の変化により、不安で落ち着かないことが考えられます。帰宅願望は、気持ちを受け止めた上で、その人の興味があることに話を向けることが大切です。そのため、選択肢1が該当します。

その他の選択肢は、Aさんの気持ちを受け止める対応とは言えません。

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0
正解は1です。
現在の状態を考えると、Ⅲaに該当します。本人の言葉を否定するのではなく、時間の経過とともに忘れてしまうことも考え、危険のリスクも考えながら介入を進めるのが良いでしょう。
1、 正解です。
2、 3,4、に関してはそらすということではなく、本人の希望をまずは聞き入れましょう。

0
正解は1です。

認知症の人への接し方として、ポイントとなるのが「嫌がることを強要しないこと」です。
Aさんは、トイレに行きたいとも言ってませんし、イスに座って休みたいとも言ってません。
また、認知症の患者は、いつもと違う場所で過ごすことも嫌がる傾向にあります。「家に帰ります」という言動からもわかるように、施設が自分にとって嫌な場所だと推測されます。
嫌がる行動を拒否せず、見守ることが重要となってきます。

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