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看護師の過去問 第107回 午後 問224

問題

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Aさん( 32歳、男性 )。自宅の部屋で多量の鎮咳薬を見つけた母親に心配され、自宅近くの病院を受診した。「5年前、仕事が忙しくなって風邪がなかなか治らないことがあった。そのときに処方された咳止めの薬を飲むと、頭がボーッとして気持ちが良かったのがきっかけで、近所の薬局で咳止めを買うようになった。3年前から飲む量が増えるようになり、やめられなくなっている。仕事もうまくいかなくなり、退職した」と言う。Aさんは紹介を受けた精神科を受診した。

Aさんは鎮咳薬による薬物依存症と診断され、任意入院となった。入院2週後、Aさん、主治医および担当看護師で、今後の治療について話し合った。Aさんは「今までは自分の力で薬をやめられると思ったけれど、やっぱりできなかった。仕事もしていないし、家に帰ったらまた薬を買ってしまいそうだ。今度こそ何とかやめたい」と話している。
Aさんへの対応として最も適切なのはどれか。
   1 .
服薬心理教育を実施する。
   2 .
ハローワークを紹介する。
   3 .
生活技能訓練< SST >を勧める。
   4 .
薬物依存症者のリハビリテーション施設の情報を提供する。
( 看護師国家試験 第107回 午後 問224 )
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この過去問の解説 (3件)

1
正解は、4です。

薬物依存症は、専門の施設で治療を行うことが再発防止になります。

1 服薬心理教育も必要ですが、現段階では選択肢4のほうが優先度が高いです。

2 就労することよりも、治療を優先したほうが良いです。

3 SSTは、対人関係を維持するための技法です。

付箋メモを残すことが出来ます。
1
正解は4です。
どの答えも間違いではないと思いますが、今現在の患者様の言葉などを考えると4が正解になるでしょう。
1. 薬物依存症は慢性疾患と同じく、継続して治療を行っていくことが大切です。服薬心理療法はもちろん必要だと思いますが、時期を見て行うことになるでしょう。
2. 自分のコントロールがつくまでは、仕事はまだできないと考えられます。
3. SSTの前に薬のない生活を送れるようになるのが先でしょう。
4. 正解です。薬のない世界で生活をしていき、自分を取り戻すことがいいでしょう。

1
正解は4です。
問題文の「~~家に帰ったらまた薬を買ってしまいそうだ。今度こそ何とかやめたい」という言動から、今の時点では自宅への退院は難しいことが考えられます。
薬物依存症者のリハビリテーション施設では、様々な薬物依存症の人たちと共同生活をする中で、薬物に依存しないようにボランティア活動などを行ったり、薬物依存に対する怖さや克服体験など様々なコミュニティを通して、薬物依存から抜け出すことができると言われています。

1.本人自身が治療の重要性を理解し、治療方針や治療計画に参加するなど積極的に治療に取り組む姿勢を指します。

2.Aさんは、まだ薬物依存から抜けていない状況だと考えらるため、就労支援を行うことはできません。

3.「生活技能訓練」または「社会生活技能訓練」と訳され、認知行動療法に基づいたリハビリテーション技法です。精神に障害を持ったひとが社会で生活していくために、対人関係を良好に維持する技能を身につけ、自信を回復し、ストレス対処や問題解決ができるスキルを習得する目的として行う訓練です。

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