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看護師の過去問 第107回 午後 問226

問題

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Aさん( 23歳、女性 )。両親との3人暮らし。Aさんは大学受験に失敗して以来、自宅に引きこもりがちになった。1年前から手洗いを繰り返すようになり、最近では夜中も起き出して手を洗い、手の皮膚が荒れてもやめなくなった。心配した母親が付き添って受診したところ、Aさんは強迫性障害(obsessive-compulsive disorder)と診断された。母親は、Aさんについて「中学生までは成績優秀で、おとなしい子どもだった」と言う。Aさんには極度に疲労している様子がみられたことから、その日のうちに任意入院となった。

入院後、Aさんは主治医と話し合い、1日の手洗いの回数を決めたが、毎日その回数を超えて手洗いを続けている。看護師が確認するといつも洗面所にいる。
Aさんが決めた回数を超えて洗面所で手洗いを続けているときに、看護師がとる対応で適切なのはどれか。
   1 .
手洗いを続けてしまうことについてAさんと一緒に話し合う。
   2 .
病棟は清潔であることをAさんに説明する。
   3 .
主治医にAさんの隔離について相談する。
   4 .
Aさんと決めた手洗いの回数を増やす。
( 看護師国家試験 第107回 午後 問226 )
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この過去問の解説 (3件)

1
強迫性障害は、自分の意思に反して、不合理な考えやイメージが頭に繰り返し浮かんできて、それを振り払おうと同じ行動を繰り返してしまう病気です。

1 Aさんの気持ちに寄り添いつつも、手洗いについて話をすることが必要です。

2 清潔なことを説明しても、手洗いを辞めることにはつながりません。

3 隔離をすることで、逆効果が出る可能性があります。

4 手洗いの回数を増やしても、根本的な解決にはつながりません。

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0
正解は1です。
強迫障害は自分で病気と気が付かない場合が多いものです。治療には相手の話を聞いていくことや、自分で気づいてやめていくことを繰り返ししていくことが大切になります。
大丈夫なんだということを感じてもらえるように働きかけましょう。
1. 話を聞き、気づいてもらい1回でも自分でやめていけるように話す必要があります。
2. 強迫症状がある患者さんには否定的なことは言わないほうが良いでしょう。
3. 隔離の前に本人との話し合いでしょう。
4. 勝手に回数などの変更をしないようにしましょう。

0
正解は1です。

強迫障害の場合、自分の中では意味のない行為だとわかっていても、それが病気だと気づかない事が多いものです。
Aさんの抱えている不安やストレスなどを一緒に話し合うことで、手洗いを続けている行為に対する心境を導き出し、治療できる環境を作り出すことが重要です。

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