看護師の過去問
第107回
午後 問229

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問題

看護師国家試験 第107回 午後 問229 (訂正依頼・報告はこちら)

Aさん( 76歳、女性 )。夫( 74歳 )と2人暮らし。6年前にParkinson< パーキンソン >病( Parkinson disease )と診断された。現在、Hoehn-Yahr< ホーエン・ヤール >の重症度分類でステージⅢ、要介護1である。トイレと浴室には手すりが設置されている。レボドパ< L-dopa >を1日3回内服している。最近、足がすくむことが増えたため受診した。
Aさんは主治医から「薬剤の効果を評価するために、服薬時間や生活の状況を日誌に記録しましょう。2週後にまた受診してください」と説明を受けた。

外来看護師が日誌に記録する内容をAさんに指導することになった。日誌に記録する内容で最も重要なのはどれか。
  • 食事の量
  • 便の性状
  • 振戦の有無
  • 排尿の回数

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は、3です。

パーキンソン病は、振戦、動作緩慢、筋強剛、姿勢保持障害を主な運動症状とする病気です。レボトバは、これらの症状を抑えるお薬です。

服薬の日誌には、振戦の有無を記載し、薬の効果を確認します。よって、他の選択肢は、該当しません。

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02

正解は3です。
レボドバはパーキンソンのための薬で、手足の震えや筋肉のこわばりなどを改善する薬です。
1、 消化の悪い食事で吸収に影響があることはありますが、第一ではありません。
2、 副作用に便秘がありますので、一番ではないですが、観察は必要でしょう。
3、 正解です。
4、 特に必要ないでしょう。
薬の効果を見るためには、まずは症状から確認ですよね。

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03

正解は3です。

パーキンソン病の4大症状を以下にあげます。
①静止時の振戦
何もしていないのに、手足の震えが起こる。
②筋固縮
筋肉が固くなり、こわばる。
③寡動・無動
動きが鈍くなり、すばやく動くことができなくなる。
④姿勢反射障害
体のバランスがとれなくなり、転びやすくなる。

レボドパは、脳内へ移行し、ドパミンへ変化して脳内のドパミン量を増やすことで、パーキンソン病の症状を改善する効果が期待できる。
とされているので、薬剤の効果を評価するためには、パーキンソン症状が出現していないか、記録をつけてもらうことが大切です。

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