看護師の過去問
第107回
午後 問236

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問題

看護師国家試験 第107回 午後 問236 (訂正依頼・報告はこちら)

Aさん( 82歳、男性 )。長男夫婦との3人暮らし。4年前に認知症(dementia)と診断された。
Barthel< バーセル >インデックスは100点、Mini Mental State Examination< MMSE >は18点。環境の変化で落ち着きがなくなることがある。日頃は温泉旅行やカラオケを楽しんでいる。右外果にできた創傷から右下腿の腫脹と疼痛が出現したため病院を受診したところ、蜂窩織炎( cellulitis )と診断されて入院した。入院翌日、右下腿の腫脹と疼痛は続いている。担当看護師は、認知症(dementia)の行動・心理症状< BPSD >を最小限にするための看護を計画することとした。

担当看護師が計画するAさんへの看護で適切でないのはどれか。
  • 右下腿を足浴する。
  • 右下腿を挙上する。
  • 温泉旅行の話をする。
  • Aさんが好きな歌を歌う機会をつくる。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は、1です。

1 Aさんは蜂窩織炎により、右下腿の腫脹と疼痛があります。足浴にて患部を温めることは、症状の軽減にはなりません。

2 右下腿の血流を促すために、拳上は必要です。

3と4 Aさんの好きなことに目を向けることは、治療にも繋がると考えられます。

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02

正解は1です。

蜂窩織炎は感染症です。足浴で皮膚の清潔を保つことも必要ですが、抗菌薬の投与、患部の外用薬治療が優先です。

2.腫脹が強いので、挙上することは必要です。

3・4.MMSE判定18点は、軽度認知症判定です。Aさんの趣味である温泉の話や、歌を歌うなどをすることで、Aさんの気持ちを落ち着かせることも必要です。

参考になった数0

03

正解は1です。
蜂窩織炎は皮膚の感染症です。清潔保持は大切な看護です。
1. 正解です。
2. 腫脹が激しいときは、患部挙上も大切です。
3. 気分転換は必要でありますが、話をするのであればAさんが覚えている話をすることが望ましいです。
4. 疼痛もあるため、Aさんの状況を見ながら行いましょう。

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