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看護師の過去問 第108回 午前 問65

問題

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入院患者のせん妄(delirium)に対する予防的介入で適切なのはどれか。
   1 .
可能な限り離床を促す。
   2 .
昼間は部屋を薄暗くする。
   3 .
家族や知人の面会は必要最低限にする。
   4 .
夕方に短時間の睡眠をとることを勧める。
( 看護師国家試験 第108回 午前 問65 )
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この過去問の解説 (3件)

1
1.〇 可能な限り離床を図り、生活リズムを整えます
2.× 昼間の日光を浴びるなどして生活リズムを整える必要があります
3.× 家族や知人の面会によって精神的な安心感をもたらすことができます
4.× 短時間といっても夜間の睡眠状況が崩れてしまい生活リズムがとれなくなってしまう可能性があるため勧めません

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0
(正解) 1
(解説)
せん妄は、意識混濁・錯覚・幻覚・精神運動興奮・不安などを伴った意識障害であり、高齢者に多くなります。せん妄の予防は、せん妄のリスク因子である環境要因や急性病態、認知機能や感覚の維持・回復など、毎日の細かなかかわりが重要になってきます。せん妄が場合によっては、鎮静が必要になってくることもあり、日常生活の活動性の低下につながります。その結果、安静臥床状態から全身が脆弱化や認知機能が低下し、せん妄を発症するリスクが高くなります。したがって、早期離床を促し、規則正しい生活を支援していくことが、せん妄の予防になります。よって、正解は「1」になります。
(補足)
他の選択肢については、以下の通りです。
2について
:夜間の照明やモニター音などの過度な刺激は抑えることで、せん妄の悪化を予防することはできますが、夜間の睡眠障害や昼夜逆転を防ぐためにも、夜は暗くし、昼間は明るくするなどの環境調整が必要です。よって、正解には該当しません。

3について
:家族や知人の面会は、患者の精神的安定をもたらすため、制限する必要はありません。よって、正解には該当しません。家族には、せん妄やその予防方法などについて理解してもらうことが大切であり、協力が得られれば、時計やカレンダー、写真やクッションなど家族のものを置いてもらうことで、精神的安定につながります。

4について
:睡眠障害から昼夜逆転し、せん妄の発症につながることがあるため、夜間の睡眠のリズムが崩れないように日中はなるべく起きているように働きかけることが必要です。よって、正解には該当しません。

0
1. 正解です。昼間に可能な限り離床を促すことで昼と夜のメリハリをつけ、睡眠・覚醒リズムの調整を行います。

2. 昼間は、日光を取り入れ、睡眠・覚醒リズムの調整を行います。

3. 家族や知人の面会により、そばにいることで安心することができ、情緒安定に繋がります。

4. 夕方に短時間の睡眠をとると夜間の睡眠リズムが崩れます。

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