看護師の過去問
第109回
午前 問29

正解：2
(解説)
児童福祉法とは、子どもの健やかな成長と最低限度の生活を保障するために、あらゆる児童がもつべき権利や支援が定められた法律になります。児童福祉法に基づき、結核児童には療養費が給付されることになっています。よって、正解は「2」となります。
(補足)
1．未熟児の養育医療は、『母子保健法』に規定されています。医療法とは、病院や診療所、助産所の開設、管理、整備の方法などを定める法律になります。
3．精神保健福祉法とは、精神障害者の福祉の増進及び国民の精神保健の向上を図ることを目的とした法律になります。精神保健福祉法でも、精神障障害者の入院形態について定められていますが、麻薬中毒者の措置入院については、『麻薬及び向精神病薬取締法』に規定されています。
4．定期予防接種による健康被害の救済措置については、『予防接種法』に規定されています。一方、感染症法とは、国内における感染症対策について定めた法律で、症状の重さや病原体の感染力などから、感染症を一類～五類の5種の感染症と指定感染症、新感染症の7種類に分類しています。

1 .未熟児の養育医療は母子保健法に定められているため、×。
2 .結核児童の療養給付は児童福祉法に定められているため、〇。
3 .麻薬中毒者の措置入院は麻薬及び向精神薬取締法に定められているため、×。
4 .定期予防接種による健康被害の救済措置は予防接種法に定められているため、×。

正答：2

解説：1、母子保健法に定められています。

2、児童福祉法に定められています。

3、麻薬及び向精神薬取締法に定められています。

4、予防接種法に定められています。