正解:2. 被災地域の精神科医療機関と連携する。
災害派遣精神医療チーム
(DPAT:Disaster Psychiatric Assistance Team)
自然災害や犯罪事件・航空機・列車事故等の集団災害が発生した場合、被災地域の精神保健医療機能が一時的に低下し、さらに災害ストレス等により新たに精神的問題が生じる等、精神保健医療への需要が拡大することが考えられます。
このような災害時に、都道府県・政令指定都市によって組織される、専門的な研修・訓練を受けた災害派遣精神医療チームとして活動します。
1. DPATは、厚労省委託事業として開始されたものですが、都道府県及び政令指定都市によって組織されています。
2. DPATは、被災地域の精神保健医療におけるニーズを速やかに把握し、被災地域のニーズに応える形で、専門性の高い精神科医療の提供と地域の精神保健活動の支援を継続する必要があります。そのため、被災地域の医療機関及び精神科医療機関と連携しながら活動を行います。そのため、2番の解答が正解です。
3. 都道府県等DPATを構成する班のうち、先遣隊と定義されている班が、発災から概ね48 時間以内に、被災した都道府県等において活動を行います。
4. DPAT活動において、移動、食事、通信、宿泊等は自ら確保し、自立した活動を行い、自らの健康管理(精神面含む)と安全管理は自らで行うとする「自己完結型の活動(self-sufficiency)」の原則が定められています。