正解:1. 核酸
核酸は、肝臓で生成され、細胞が新生する時に必須の栄養素です。不要になった核酸のプリン塩基は、最終的に水に溶ける尿酸になって腎臓から排泄されます。ピリミジン塩基は捨てられずにアミノ酸のアラニンなどに変えられて再利用されます。
2. → リン脂質は、脂質成分の一つで、体内で脂肪がエネルギーとして使われたり蓄えられたりする時に、たんぱく質と結びついて血液中を移動します。主に細胞膜の成分として使われます。
3. →中性脂肪(トリグリセリド)は、脂質成分の一つで、グリセリンに3個の脂肪酸が結合した物質です。トリグリセリドは、必要に応じてリパーゼ酵素により脂肪酸を切り離し、血中に放出します。放出された脂肪酸は疎水性のため血清中のアルブミンと結合し、必要とされる細胞内のミトコンドリアに取り込まれ、エネルギーに変換されます。
4. →グルコースは、解糖系経路のよって、ピルビン酸へ分解されてミトコンドリア内でエネルギーとして使われるか、ミトコンドリアで処理が追いつかないと乳酸に変換されます。乳酸は、筋肉内でピルビン酸に戻るか、血中へ流され他の筋や臓器でエネルギー源となります。
5. →コレステロールは、脂質成分の一つで、リン脂質と同様にあらゆる細胞の膜を形つくる成分になります。また、コレステロールの一部は脂肪酸と結合して細胞の中に貯蔵され、ステロイドホルモンやビタミンDの原料になります。