看護師の過去問
第109回
午前 問76

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問題

看護師国家試験 第109回 午前 問76 (訂正依頼・報告はこちら)

眼球に入る光の量を調節するのはどれか。
  • 角膜
  • 虹彩
  • 瞳孔
  • 水晶体
  • 毛様体

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この過去問の解説 (3件)

01

正解:2. 虹彩

虹彩は、角膜を通して見える茶褐色の膜です。明るい時には小さくなり、暗い時には大きくなり、目に入る光の量を調節しています。

1. →角膜は、目の表面にある透明な組織で、レンズの役割を持ち、光の取り入れ口になっています。表面は涙液で覆われていて、角膜には血管がないため、涙液や周囲の血管から栄養を取っています。

3. → 瞳孔は、水晶体の前にあり、いわゆる黒目に当たる部分です。虹彩の収縮によって瞳孔の大きさは変化します。

4. →水晶体は、透明なレンズで、形状を調整することで網膜に遠くのものや近くの映像を投影します。

5. → 毛様体は、房水を作り出し眼内に栄養を与えます。また、房水の産生と排出により眼圧を一定に保っています。
毛様体内の毛様体筋が収縮すると、水晶体と毛様体を結んでいるチン小帯が緩み、水晶体が弾性で厚さを増すことで近くを見ることが出来るようになります。

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02

(正解) 2
(解説)
虹彩は、瞳孔を囲む円板状の縁取りで、光の量を調節する働きをもっています。網膜に強い光が当たらないように光の量を調節しており、具体的には、光の量が多い場合は虹彩が縮まって瞳孔を小さくし、光の量が少ない場合は虹彩が広がって瞳孔を多くするという仕組みがあります。よって、正解は「2」になります。

(補足)
他の選択肢については、以下の通りです。
1.角膜:外界と眼球の境目にあるものが角膜になります。角膜は、外膜の前1/6を占めており、紫外線を吸収して網膜を保護する役割と、入ってきた光を屈折させ、焦点の調節を行う役割があります。よって、正解には該当しません。

3.瞳孔:瞳孔は、虹彩の中心の円い孔のことを指します。外部から入ってきた光は、角膜で屈折され、瞳孔から眼球に入っていきます。瞳孔に入る光の量を調節するのが虹彩の役割になります。よって、正解には該当しません。

4.水晶体:瞳孔と虹彩の後方に位置する凸レンズのことを水晶体といいます。瞳孔から入ってきた光を屈折させる働きを持ち、厚さを変えることでピントの調節を行っています。よって、正解には該当しません。

5.毛様体:毛様体は中膜の一部で、虹彩と脈絡膜の間に存在しています。毛様小帯という細い繊維が水晶体を支えており、内部にある毛様体筋によって水晶体の厚さを変え、遠近調節を行っています。よって、正解には該当しません。

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03

正解:2.虹彩

虹彩は、毛様体の手前にある組織で、瞳孔を拡げたり縮めたりして光の量を調節しています。

1.角膜は、血管のない透明の膜で光を目の中に入れることが角膜の働きになります。

3.瞳孔は、水晶体の前にあります。眼球の色がついている部分が虹彩で、黒目の部分が瞳孔です。

4.水晶体は、透明なレンズで目に入ってくる光を屈折させて網膜に映像になります。水晶体の形を変化させてピントを合わせます。

5.毛様体は、虹彩の後ろにあり、働きは房水を作り眼に栄養を補給します。房水の調節により眼圧を一定に保っています。

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