正解は、2です。
1、フロンは人工化合物で、フッ素、炭素、水素などから構成されます。エアコンや冷蔵庫の冷媒としてとても便利な物質ですが、フロンを大気に放出すると、オゾン層を破壊し、強い紫外線がそのまま地表に達するようになります。
それによって、皮膚がんや白内障などの疾患が引き起こされます。
2、アスベストは、繊維状けい酸塩鉱物で、とても細かい繊維をしているのが特徴です。アスベストを使用した断熱材や防音材など、その物自体には問題ないのですが、アスベストを含んだものを研磨機や切断機で作業した場合、アスベストが飛散して、吸い込んでしまう可能性があるのです。
その鉱物性のほこりを長期間吸い込むことによって引き起こされる疾患を、じん肺といいます。
3、ダイオキシンは、物が燃焼する時に発生する物質で、大気中に放出される環境汚染物質です。ダイオキシンは、どこにでも存在しており、すべての人の身近にある物質で、毒性も強いといわれていますが、必ずしも人体に影響を与えているわけではありません。
生殖や成長面への影響や発がん性があるといわれています。
4、ホルムアルデヒドは、住宅の壁や天井、フローリングなどの接着剤として使用されていたり、一部の電子タバコや、PM2.5の中にも含まれている身近な物質です。
このホルムアルデヒドに長期にさらされていると、「シックハウス症候群」となり、集中力の低下や不眠、アレルギー症状を引き起こしたり、さらには、がんや白血病になるケースもあります。