正解:2
(解説)
食物に含まれている脂肪の多くは、中性脂肪であり、体内に入ると十二指腸で胆汁により乳化されます。その後、膵臓からの消化酵素リパーゼの働きで、モノグリセリドと脂肪酸、グリセロールなどに分解されていきます。よって、正解は「2」となります。
(補足)
他の選択肢については、以下の通りです。
1.ペプシン:ペプシンは胃液に含まれる酵素で、蛋白質を分解します。よって、正解には該当しません。
3.マルターゼ:マルターゼは、小腸の上皮細胞に存在しており、炭水化物であるマルトースの消化酵素にあたります。よって、正解には該当しません。
4.ラクターゼ:小腸の上皮細胞に存在しており、乳に含まれるラクトースを加水分解する消化酵素になります。ラクターゼが不足すると、消化器症状を引き起こし、乳糖不耐症の原因になることがあります。よって、正解には該当しません。