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看護師の過去問 第109回 午後 問134

問題

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尿ケトン体が陽性になる疾患はどれか。
   1 .
肝硬変( cirrhosis )
   2 .
糖尿病( diabetes mellitus )
   3 .
尿路感染症( urinary tract infection )
   4 .
ネフローゼ症候群( nephrotic syndrome )
( 看護師国家試験 第109回 午後 問134 )
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この過去問の解説 (3件)

2
正解は、2です。

1、肝硬変では肝機能が障害されているのでウロビリノーゲンを再吸収することができず、尿中のウロビリノーゲンが上昇します。
よって、尿検査でウロビリノーゲンが陽性になった場合、肝機能に異常がある可能性があるとされます。

2、糖尿病ではブドウ糖が利用されなくなります。そのため、代わりに脂肪が分解されることでケトン体が形成され、尿へ排出されます。
よって、尿検査でケトン体が陽性になった場合は、糖尿病の可能性があるとされます。

3、尿路感染症では、腎臓から尿管までの尿路で炎症が起きるため尿中の白血球数が増加し、尿中に排出されます。
よって、尿検査で白血球が陽性になった場合は、尿路感染症を起こしている可能性があります。

4、ネフローゼ症候群は、尿中にたくさんたんぱく質が排出されることで、血液中のたんぱく質が減少し、これにより浮腫を生じる疾患です。
よって、尿検査でたんぱく質が陽性になった場合は、ネフローゼ症候群の可能性があります。

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0
正解:2
(解説)
ケトン体は、絶食・飢餓・糖尿病によって細胞内のグルコースが不足したときに、肝臓でのクエン酸回路が十分に機能せず、代わりに脂肪酸が分解されて形成されるものです。血中のケトン体は、やがて尿中へと排泄され、尿ケトン体として検出されます。尿ケトン体の基準値は陰性で、陽性の場合は、糖尿病や糖尿病ケトアシドーシスなどの疾患が考えられます。よって、正解は「2」となります。

(補足)
他の選択肢については、以下の通りです。

1.肝硬変:肝硬変で、陽性となるのは、尿ウロビリノーゲンになります。よって、正解には該当しません。古くなった赤血球中のヘモグロビンは、ビリルビンという物質に変化し、腸内で細菌によってウロビリノーゲンに変わっていきます。ウロビリノーゲンの一部は血液中に流れて、肝臓や、腎臓を経由して尿といっしょに排泄されます。しかし、肝機能に障害があると、ウロビリノーゲンを吸収することができないため、ウロビリノーゲンの量が増加します。

3.尿路感染症:尿路感染症とは、腎臓、膀胱、尿道、前立腺、精巣、精巣上体などの尿の通り道に起きる感染症です。尿検査では、白血球反応や潜血反応が陽性になることが多く、尿沈渣では白血球や、細菌がみられることもあります。よって、正解には該当しません。

4.ネフローゼ症候群:ネフローゼ症候群は、尿中に大量のタンパクが排泄される、糸球体の疾患になります。尿検査で尿蛋白が1日3.5g以上、血液のアルブミン濃度が3.0g/dL以下になった場合にネフローゼ症候群と診断されます。よって、正解には該当しません。

0
正解は、2です。

1 肝硬変では、尿ウロビリノーゲンが陽性になる可能性があります。

2 正解です。

3 尿路感染症では、亜硝酸塩が陽性となります。

4 ネフローゼ症候群では、尿タンパクが陽性となります。

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