正解:2
(解説)
繊維軟骨結合とは、骨と骨が繊維軟骨で結合していることです。線維軟骨の弾力性から、線維軟骨結合では、両側の骨のつくる角度が少し変わるなど、多少の運動ができるため、半関節に分類されています。繊維軟骨結合には、椎間円板や恥骨結合などがあります。椎間円板は、脊柱は椎骨と椎骨の間に介在しています。よって、正解は「2」となります。
(補足)
他の選択肢については、以下の通りです。
1.頭蓋冠:頭蓋冠における骨の結合は、線維性連結であり、縫合による結合になります。よって、正解には該当しません。
3.寛骨:寛骨は、思春期までは、腸骨・恥骨・坐骨の3つの骨に分かれ間に軟骨があり結合している状態です。しかし、成人になる前に軟骨が骨化し、3つの骨は癒合・骨結合し、1つの寛骨となります。よって、正解には該当しません。
4. 仙骨:仙骨は、小児期に5つの仙椎が軟骨性の椎間円板にて連結します。成人になると、間の椎間円板である軟骨が骨化して骨結合し、1つの仙骨となります。よって、正解には該当しません。