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看護師の過去問 第109回 午後 問151

問題

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急性骨髄性白血病( acute myelogeneous leukemia )の検査所見で正しいのはどれか。
   1 .
赤血球数が増加する。
   2 .
血小板数が増加する。
   3 .
白血球分画に白血病裂孔を認める。
   4 .
ミエロペルオキシダーゼ反応陽性が 3 %未満である。
( 看護師国家試験 第109回 午後 問151 )
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この過去問の解説 (3件)

2
急性骨髄性白血病とは血液を作る過程の未熟な血液細胞である骨髄芽球に何らかの遺伝子異常が起こり、がん化した細胞が無制限に増殖することで発症します。

1.赤血球数は減少するので×。

2. 血小板数は減少するので×。

3 . 白血球分画に白血病裂孔を認めるので〇。

4 . ミエロペルオキシダーゼ反応陽性が 3 %以上であるため×。

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0
正解は、3です。

急性骨髄性白血病とは、血液のがんの1つで、骨髄で異常な白血球病細胞が造られる病気をいいます。
この白血球病細胞が過剰に増殖することで、血液中や骨髄中に溜まっていきます。それによって、正常な血液を作るスペースがなくなってしまい、赤血球や血小板は造られなくなり、減少してしまいます。
よって、1と2は不正解です。

3の白血病裂孔という現象は、若い白血病細胞と残存した成熟した白血病細胞のみになり、その中間の成熟細胞がなくなってしまう状態のことを指します。
白血病裂孔という現象は急性骨髄性白血病の特徴なので、3は正解です。
因みに、白血球数は増加したり減少したりと様々なようですが、好中球は減少するという特徴があるので覚えておきましょう。

4のミエロペルオキシターゼとはほとんど好中球のみの存在する酵素のことです。その特徴を生かして、ミエロペルオキシターゼ染色によって、急性骨髄性白血病と急性リンパ性白血病の鑑別に使うことができます。
ミエロペルオキシターゼ陽性率3%以上の場合は、急性骨髄性白血病と診断され、陽性率3%未満の場合は、急性リンパ球性白血病や巨核球性白血病を疑います。
よって、4は不正解です。

0
正解3.白血球分画に白血病裂孔を認める。


急性骨髄性白血病(acute myelogeneous leukemia)

未熟な白血球が急速に骨髄に蓄積して、正常な血球を作る細胞を破壊していきます。正常に成長する細胞ががん化して骨髄の正常細胞と入れ替わります。

造血機能の障害として、赤血球の減少・血小板の減少・白血球の中の好中球の減少があります。
未熟な白血病細胞と成熟細胞のみが見られ、中間の成熟細胞が見られない白血病裂孔を認めます。

1.赤血球は減少します。

2.血小板は減少します。

4.FAB分類において、芽球のミエロペルオキシダーゼ陽性率3%以上が陽性の場合、急性骨髄性白血病と診断します。

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