看護師の過去問
第109回
午後 問168
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問題
看護師国家試験 第109回 午後 問168 (訂正依頼・報告はこちら)
慢性疾患をもつ成人の自己管理を促進する援助はどれか。
- 行動の習慣化を促す。
- 医療者が患者の目標を設定する。
- 結果を優先して評価することを促す。
- うまくいかない行動に目を向けるよう促す。
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この過去問の解説 (3件)
01
1 .行動の習慣化を促すことは正しいので〇。
2 .医療者が患者の目標を設定するのではなく、患者自身が設定できるように加入していく必要があるため×。
3 .結果よりも、過程を優先して評価する必要があるため×。
4 .うまくいかない行動に目を向けるよう促すのではなく、成功例に目を向けるようにすることが必要であるため×。
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02
解説
1、○
2、× 患者自身の自己決定を援助することが大切であり、患者が目標設定できるよう、助言、援助していきます。
3、× 自己管理を継続させるために、結果ではなく、その過程に注目させ評価できるよう促していきます。
4、× 病気と共存できる姿勢を育み、障害を受容できるよう支援していきます。そのため、自信につながるよううまくいった行動、成功したことを評価していきます。
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03
慢性疾患は完全に治癒することはなく、長期に向き合い、セルフマネジメントし、療養していくことが必要となります。
セルフマネジメント支援とは、患者が必要な療養行動を日常生活の中に上手に取り入れて、自分の治療、社会生活や自分の感情を管理できるように支援することです。
セルフマネジメント行動の向上には、
・医療者と患者で共同目標を設定すること
・行動によって健康状態が改善するなどの成功体験をすること
・自己効力感を持つこと などがあります。
1. →必要な療養行動を生活に上手く取り入れるには、行動を習慣化することが適しています。
2. →患者が病気を主体的に捉え、医療者と共同で目標を設定することが望ましいです。
3. →慢性疾患は長期化し、望む結果を得られないことも多いため、結果ではなく過程に目を向けて評価することが望ましいです。
4. →うまくいかない行動に目を向けるのではなく、成功体験に目を向けることで、セルフマネジメント行動の向上に繋げることが出来ます。
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