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看護師の過去問 第109回 午後 問207

問題

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大量の輸液が必要と考えられる救急患者はどれか。2 つ選べ。
   1 .
前額部の切創で出血している。
   2 .
オートバイ事故で両大腿が変形している。
   3 .
プールの飛び込み事故で四肢が動かない。
   4 .
デスクワーク中に胸が苦しいと言って倒れている。
   5 .
火事で顔面、胸腹部、背部および両上肢にⅡ度の熱傷( burn )を負っている。
( 看護師国家試験 第109回 午後 問207 )
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この過去問の解説 (3件)

1
1.前額部の切創では、大量輸液が必要になるほどの
 出血は起こりません。

2.正解です。大腿骨骨折による血管•筋損傷による
 大量出血が考えられます。

3.プールへの飛び込み事故による脊椎損傷や、脳損
 傷による痙攣などの神経異常が疑われます。

4.デスクワーク中に発症している呼吸・循環器系の
 異常だと考えます。輸液療法は必要な可能性はあり
 ますが、大量に行うかどうかは原因の精査が必要で
 す。

5.正解です。広範囲の熱傷であり、大量輸液による
 補正が必要となります。

付箋メモを残すことが出来ます。
0
正解:2. オートバイ事故で両大腿が変形している。
   5. 火事で顔面、胸腹部、背部および両上肢にⅡ度の熱傷( burn )を負っている。

救急患者において、大量輸液が必要なのは、①出血などによる循環不全、②ショック状態の場合です。

1. →前額部の切創は、出血をしたとしても少量なため、創部圧迫による止血を行います。

2. →大腿骨は周囲に大きな筋肉や血管があるため、その損傷により大量出血を起こしやすいです。そのため、循環を維持するために大量輸液が必要となります。

3. →プールの飛び込み事故で四肢が動かない場合は、脊髄損傷の可能性があります。損傷した部位を動かさないように固定する事が第一に優先されます。

4. →デスクワーク中に胸が苦しいと倒れた場合、心疾患の可能性があります。心疾患の種類にもよりますが、基本的な治療法は安静、薬物治療、酸素投与法となります。

5. →Ⅱ度以上の熱傷では、血管の透過性が亢進し、血液成分が血管外に出ることで高度の浮腫をきたします。そのため、血管内容量は減少し、循環不全及びショックを起こしやすくなります。ショックを起こさないよう、迅速に輸液を行い、対応する事が必要です。

0
正解2.オートバイ事故で両大腿が変形している。
  5.火事で顔面、胸腹部、背部および両上肢に
    Ⅱ度の熱傷(burn)を負っている。


大腿骨骨幹部骨折

交通事故などにより、強い直接的な力が加わって起こり、変形・腫脹があります。
骨折で1.5L程度の出血が起こり、出血性ショックの可能性があるので大量の輸液を行います。



熱傷

9の法則から、顔面9、胸腹部背部18、両上肢18で
Ⅱ度45%の熱傷があり、重症熱傷であり大量の輸液を必要とします。
熱傷の初期では、受傷時に血管の透過性の亢進が起こり、血液成分が血管の外へ出てしまいます。
熱傷ショックで血圧の低下が起こります。


1.前額部の切創での出血は、圧迫止血をして縫合処置を行います。


3.プールの飛び込み事故で四肢が動かない状態は、頸髄損傷の可能性が考えられます。損傷した部分を動かさないようにして損傷が広がらないようにします。


4.デスクワーク中に胸が苦しいと倒れた場合、心疾患の可能性があります。急を要する疾患の可能性があるので、救急搬送して検査治療を行います。

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