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看護師の過去問 第109回 午後 問220

問題

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次の文を読み以下の問いに答えよ。
Aちゃん( 5 歳、男児)は、2 日前に 39 ℃に発熱して両側の耳下腺部の痛みを訴えた。昨日から同部位の腫脹がみられ、頭痛を訴えている。夜間に嘔吐が 4 回あり、発熱と頭痛が持続したため、本日父親に連れられて来院し、髄膜炎( meningitis )の疑いで個室に入院した。通っている幼稚園には、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)( mumps )罹患児が数名いる。
既往歴:特記すべきことはない。
予防接種歴:年齢相応の定期接種はすべて済んでいる。おたふくかぜワクチンは未接種である。
家族歴:両親は流行性耳下腺炎( mumps )罹患の既往がある。妹のBちゃん( 3 歳)は、年齢相応の定期予防接種は済んでいるが、おたふくかぜワクチンは未接種である。また、流行性耳下腺炎( mumps )罹患の既往はない。
身体所見:体温 39.2 ℃、項部硬直あり。両側耳下腺部の腫脹と圧痛あり。胸部聴診で異常なし。腹部は平坦で軟、圧痛なし。Kernig〈ケルニッヒ〉徴候あり。
検査所見:白血球 8,760 /μL。血清アミラーゼ 834 U/L(基準 44 ~ 132 )、CRP 0.1 mg /dL。
Aちゃんに腰椎穿刺を行うことになった。看護師が検査の準備を始めると、Aちゃんは「何をするの?」と不安そうな表情をして尋ねてきた。
看護師の適切な返答はどれか。
   1 .
「泣いちゃだめだよ」
   2 .
「気にしないでいいよ」
   3 .
「痛いことはしないよ」
   4 .
「背中にお注射するよ」
( 看護師国家試験 第109回 午後 問220 )
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この過去問の解説 (3件)

1
正解4.背中にお注射するよ


小児の処置を行う時は本人に対して、処置の意味や方法を年齢に応じて説明する必要があります。
理解していても精神的に不安定になる場合もあるので、子どもが安心して治療が行えるように関わっていきます。
5歳児は、話の内容を理解し記憶できるようになっていますし、社会性も育ってきています。
具体的に行うことを、わかりやすい言葉で説明します。


1.「泣いちゃだめだよ」だけだと、泣くようなことをされると不安が増してしまい、不安定な状況になります。


2.「気にしないでいいよ」では、具体的に何をするかわからないので不安が増してしまいます。子どもの質問の返事になっていません。


3.「痛いことはしないよ」では、痛みを伴う検査であることに対して嘘をついたことになります。子どもの質問に対して返事を正しく行っていません。

付箋メモを残すことが出来ます。
0
正解:4 . 「背中にお注射するよ」

プレパレーションという考え方があります。
これは、子どもが入院や治療、検査を受けるときに行う、子どもの発達に合わせた説明をすることによって、子どもの恐怖心や不安を最小限にし、その子なりに入院や検査に向かえるように、子どもの頑張りを引き出すことが目的です。

口頭だけで理解が難しければ、人形を使って視覚的に伝えたりします。

1. →「泣いちゃだめだよ」は、Aちゃんの感情を抑えることになりますので、より苦痛が増してしまうため不適切です。

2. →「気にしないでいいよ」は、検査について分からず不安を増強させてしまうため、不正解です。

3. →「痛いことはしないよ」は、痛い検査だということを否定することとなりますし、実際の検査時にAちゃんが痛みを感じた時に対処する事が出来なくなります。不正解です。

0
1−3.Aちゃんの「何をするの?」という質問への
 回答になっていません。

4.正解です。年齢にかかわらず、検査内容について
 正しい説明を行います。

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