看護師の過去問 第110回 午前 問8
この過去問の解説 (3件)
✕ 1.子どもを育てる。
「子どもを育てる」はハヴィガーストによる発達課題では、「壮年期」に該当します。
◯ 2.退職と収入の現象に適応する。
ハヴィガースト, R. J. ( Havighurst, R. J.)は、ライフサイクルを「乳幼児期」「児童期」「青年期」「壮年期」「中年期」「老年期」に分け、それぞれの期間に対応した発達課題を示した教育学者です。
発達課題は、それぞれのライフイベントをもとに考えると理解しやすいです。
参考までに、老年期の発達課題を記載します。
①体力や健康の衰えに適応する。
②引退と収入の減少に適応する。
③配偶者の死に適応する。
④同年代の人と親密な関係を築く。
⑤社会的・市民的義務を遂行する。
⑥身体的に満足できる生活環境を確立する
✕ 3.社会的責任を伴う行動を喜んで成し遂げる。
「青年期」が該当します。
✕ 4.男性あるいは女性としての社会的役割を獲得する。
「青年期」が該当します。
正解は2です。
ハヴィガースト, R. J. ( Havighurst, R. J.)は人の発達段階に対応する発達課題を示したアメリカの教育学者です。
乳幼児期、児童期、青年期、壮年期、中年期、老年期とライフサイクルを6段階に分け、それぞれの期間に対応した発達課題を述べています。
1 .養育に関わる項目で、壮年期の発達課題です。
2 .老年期は現役から退き、引退とそれに伴う収入の減少に適応しなければいけません。
3 .社会人となる年齢である青年期が、この発達課題に該当します。
4 .男女として、市民としての役割遂行が課される青年期に該当します。
「2」が正解です。
ハヴィガースト, R. J. ( Havighurst, R. J.)が提唱する老年期の発達課題は次の通りです。
体力や健康の衰えに適応すること
引退と収入の減少に適応すること
配偶者の死に適応すること
同年代の人と親密な関係を築くこと
社会的・市民的義務を遂行すること
身体的に満足できる生活環境を確立すること
解説が空白の場合は、広告ブロック機能を無効にしてください。
また、広告右上の×ボタンを押すと広告の設定が変更できます。