看護師の過去問 第110回 午前 問12
この過去問の解説 (3件)
正解は1です。
消化管ホルモンの大きな区分として、ガストリン、セクレチン、CCL-PZという3つのホルモンがあります。
特に胃に関する消化管ホルモンでは、ガストリンが重要です。
1 .胃の幽門前庭部から分泌され、胃酸分泌の促進に関わる消化管ホルモンです。
2 .十二指腸より作られるホルモンで、十二指腸のpHの調整に関わります。胃酸分泌抑制や膵液分泌促進といった機能を有します。
3 . 胃抑制ペプチドは、名前が「胃」とついているので胃からの分泌と勘違いしてしまいがちです。実は十二指腸で作られるホルモンで、インスリン分泌や胃の機能調整に関わります。
4 .十二指腸や空腸で作られる消化管ホルモンです。胆汁や膵液の分泌促進に関わる機能があります。
正解は1です。
1・ガストリンは胃の幽門部から分泌されるホルモンです。
主に胃酸の分泌を促進する作用があります。
2・セクレチンは十二指腸粘膜から分泌されるホルモンです。
膵液の分泌を促進する作用と胃酸の分泌を抑制する作用があります。
3・胃抑制ペプチドは十二指腸と上部小腸から分泌されるホルモンです。
胃液の分泌を抑制する作用とインスリンの分泌を促進する作用があります。
4・コレシストキニンは小腸粘膜から分泌されるホルモンです。
消化酵素を含んだ膵液の分泌を促進する作用があります。また、胆のうを収縮させて胆汁を十二指腸へ排出させる作用があります。
◯ 1.ガストリン
胃の幽門部から分泌されるホルモンで、胃酸分泌を抑制する作用があります。
✕ 2.セクレチン
十二指腸粘膜から分泌されるホルモンです。十二指腸のpH調整のほか、膵液分泌の促進、胃液分泌を抑制する作用があります。
✕ 3.胃抑制ペプチド
十二指腸から分泌されるホルモンです。胃液分泌の促進のほか、インスリンの分泌を促進します。
✕ 4.コレシストキニン
小腸粘膜から分泌されるホルモンです。胆汁や膵液の分泌を促進させる作用があります。
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