看護師の過去問
第110回
午前 問22
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問題
看護師国家試験 第110回 午前 問22 (訂正依頼・報告はこちら)
経鼻胃管の先端が胃内に留置されていることを確認する方法で正しいのはどれか。
- 腹部を打診する。
- 肺音の聴取を行う。
- 胃管に水を注入する。
- 胃管からの吸引物が胃内容物であることを確認する。
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この過去問の解説 (3件)
01
✕ 1.腹部を打診する。
腹部を打診するだけでは、胃管が胃内に留置されているかどうかは判断できません。
✕ 2.肺音の聴取を行う。
胃管が正しく以内に留置されているからは、肺音を聴取しても分かりません。
✕ 3.胃管に水を注入する。
チューブが誤って気管に留置されていた場合、肺炎につながるリスクがあるため危険な方法です。
腹部に聴診器を当てて少量の空気を注入し、コポッという気泡音が聞こえれば、異内部へ正しくチューブが挿入されていると確認できます。
◯ 4.胃管からの吸引物が胃内容物であることを確認する。
正しく胃管に挿入されていれば、胃内容物を吸引することが出来ます。最も安全で確実な方法です。
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02
正解は4です。
経鼻胃管の先端が胃内に留置されていることを確認する手段については、一番理に適った方法をイメージすると理解しやすいと思います。
1 .腹部を打診する方法では、チューブが直接手に触れ感触が伝わるわけではないため不適切です。 2 .肺音の聴取をすると、呼吸音が聴取できます。しかし、胃内にチューブが留置されているかどうかは、肺の音だけでは確認できません。
3 .胃管に水を注入すると、胃内留置されていた場合には胃に水が流れます。しかし、誤って気管にチューブが留置されていた場合は肺炎につながり非常に危険な行為です。
4 .胃管からの吸引物が胃内容物であることを確認する方法が一番わかりやすいです。誤って気管に挿入されていた場合には通常、胃内容物が引けることはありません。
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03
正解は4です。
1.チューブの先端は胃内部にあるため、腹部まで管は入りません。
腹部を打診してもチューブに先が胃内部へ入っているかは確認できません。
2.肺音を確認してもわかりません。
気管内挿管を行った場合は、聴診器にて肺音の確認を行います。
3.誤って気管内へ挿入していた場合、水を注入すると気管内へ水を注入してしまうことになるため、危険です。
聴診器にて胃部の聴診を行います。
空気を注入し、「ポコッ」と胃内部にて気泡音が聞こえれば、胃内部へチューブが入っていると確認出来ます。
4.胃内容物を吸引出来るということは、胃内部にチューブが挿入できている確認になります。
一番、安全で、確実な確認方法と言えます。
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